記録遺産を守るために
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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国際アーカイブズの日記念公開講演会
1 開催趣旨
 アーカイブズは、官庁や企業などの組織、あるいは個人が残してきた歴史的な記録・ 文書類のことです。併せて記録・文書類を保存公開する施設(文書館など)の意味にも 使います。アーカイブズの国際組織であるICA(国際文書館会議)は、2008年(平成20) の結成60周年を記念して、6月9日を「国際アーカイブズの日」と定めました。
 アーカイブズは行政・経営上の証拠書類であるとともに、社会の記憶を後世に伝える かけがえのない文化遺産です。そこで、歴史資料の保存に対する意識の普及啓発に資す るとともに、埼史協の活動目的に対する県民の理解を深めるため、「国際アーカイブズ の日」を記念して、広く県民の方々に向けた講演会を開催します。

2 日 時  平成21年6月4日(木) 14時30分から16時30分まで

3 会 場  彩の国ビジュアルプラザ映像ホール
333-0844 川口市上青木3-12-63(SKIPシティ) пF048-265-2591
 ※アクセスについては、別添地図を参照のこと。有料駐車場あり。

4 主 催  埼玉県地域史料保存活用連絡協議会
        埼玉県立文書館
  後 援  全国歴史資料保存利用機関連絡協議会

5 内 容
(1)ミニ講座「お役所の文書が重要文化財になった!」
(2)講演「文化遺産としての記録映像〜NHKアーカイブスがめざすもの〜」
     講師 NHK川口アーカイブス館長 小納谷雅明氏
    ※講演会終了後、NHKアーカイブス2階の映像公開ライブラリーが見学できます。
                                    (午後5時30分まで)

6 定員・参加費  200名・無料

7 申込み  事前に電話で、埼玉県立文書館へ申し込んでください。

8 申込み・問い合わせ先
埼玉県地域史料保存活用連絡協議会事務局(担当:諸岡、宮澤、白井)
330-0063 さいたま市浦和区高砂4−3−18 埼玉県立文書館内
電話:048−865−0112

9 講師及び講演について
 講師の小納谷雅明氏は、NHKニュースのディレクターを長く勤められた後、平成10年(1998)からNHKアーカイブスの開設準備に携わり、現在はNHK川口アーカイブスの館長を勤められています。
 NHK川口アーカイブスは、県内産業の振興と映像関連産業の国際的な拠点づくりを目指して、埼玉県が設置したSKIPシティ(さいたま新産業拠点)の中核施設です。ここにはテレビ放送が開始された昭和28年(1953)以来のNHKが制作した番組やニュース映像と音声が保存されています。「アーカイブス」の言葉が、日本社会に広く定着するきっかけになった施設です。
 講演では、そのNHK川口アーカイブスが開館に至った経緯やその機能と役割について御紹介いただくとともに、映像の保存に関する最新事情、現場において注意すべきことなどをお話しいただきます。