アーカイブズ学会研究集会「公文書管理法と専門職問題」の開催
1 日 時 2009年10月3日(土) 13:30〜17:00
2 場 所 学習院大学北1号館201教室
所在地:
(JR山手線目白駅下車)
キャンパスマップ:http://www.gakushuin.ac.jp/mejiro.html
アクセスマップ:http://www.gakushuin.ac.jp/map.html
3 テーマ 「公文書管理法と専門職問題」
4 開催趣旨
国の公文書管理に関する画期的な法律が成立し、日本の記録管理とアーカイブズの世界は新しい時代を迎えました。今後は政令等の整備や施設・人材の拡充を通じて制度の具体的実現を図るとともに、地方公共団体においても、公文書管理法の趣旨にのっとって記録管理とアーカイブズ制度の充実を図っていくことが求められます。
日本アーカイブズ学会は、このような状況に鑑み、アーカイブズ制度充実のための具体的課題をひとつひとつ丁寧にとりあげ、学術的な立場から現状の検証と今後の方向性について議論を行っていきたいと考えています。具体的課題には、たとえばレコード・スケジュールの策定、電子記録管理、中間書庫システムの構築、専門的人材の養成など、実に多くのものが含まれます。
2009年度第1回研究集会では、そのうち専門的人材の養成の問題をとりあげたいと思います。この問題は、アーカイブズ学会設立当初からの基本課題でもありますが、国会の附帯決議でも「専門職員の育成を計画的に実施するとともに、専門職員の資格制度の確立について検討を行うこと。また、諸外国における公文書管理体制の在り方を踏まえ、必要な人員、施設及び予算を適正に確保すること。」(参議院)とされており、重要課題のひとつと位置づけられています。
研究集会では、3人の報告者の方に、それぞれの視点から問題提起と提言をしていただき、「今後の展望をどう切り開くか」というところに重点を置いて、議論をしてみたいと考えています。
3本の報告の内容は次のとおりです。
第一に、内閣官房公文書管理検討室の岡本信一氏には、公文書管理法の制定をはじめ国の公文書管理制度の充実に向けて第一線で活躍しておられる立場から、また米国における専門職養成の現状を視察してこられたご知見も踏まえ、公文書管理新時代における専門的人材の育成に向けて、どのような方策をとる必要があるのか、積極的な提言をいただきます。
第二に、広島県立文書館の安藤福平氏には、地方自治体の文書館で長年にわたりアーカイブズ業務に携わってきた実務者としての立場から、地方公共団体のアーカイブズにおける専門的人材の必要性や、公文書管理法をてこにした今後の専門職員養成への期待などについて、具体的経験をもとに話していただきたいと考えます。
第三に、別府大学の針谷武志氏には、大学でアーカイブズ学教育に携わっている教育者・研究者としての立場から、日本のアーカイブズ学教育ないしアーキビスト養成の現状と問題点、さらには公文書管理法の時代を迎え、今後の専門的人材養成の新しい方向性について、具体的提言をいただきたいと思います。
以上3本の報告を通じ、日本における記録管理やアーカイブズの専門職人材の養成のために、日本アーカイブズ学会として、今後どのような努力を払っていけばよいのか、幅広く意見交換し、何らかの展望を切り開くことができればよいと考えています。
5 個別報告
・岡本信一(内閣官房公文書管理検討室)
「公文書管理『新時代』における専門的人材の育成に向けて
〜米国情報大学院(i School)が新しい時代を切り拓く〜」
・安藤福平(広島県立文書館)
「アーカイブズ業務と専門職-広島県立文書館20年の体験から」
・針谷武志(別府大学文学部)
「公文書管理法の成立と文書館専門職養成の役割」
6 参加費無料、事前申し込み不要 詳しくはこちらまで http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=30
2 場 所 学習院大学北1号館201教室
所在地:
(JR山手線目白駅下車)
キャンパスマップ:http://www.gakushuin.ac.jp/mejiro.html
アクセスマップ:http://www.gakushuin.ac.jp/map.html
3 テーマ 「公文書管理法と専門職問題」
4 開催趣旨
国の公文書管理に関する画期的な法律が成立し、日本の記録管理とアーカイブズの世界は新しい時代を迎えました。今後は政令等の整備や施設・人材の拡充を通じて制度の具体的実現を図るとともに、地方公共団体においても、公文書管理法の趣旨にのっとって記録管理とアーカイブズ制度の充実を図っていくことが求められます。
日本アーカイブズ学会は、このような状況に鑑み、アーカイブズ制度充実のための具体的課題をひとつひとつ丁寧にとりあげ、学術的な立場から現状の検証と今後の方向性について議論を行っていきたいと考えています。具体的課題には、たとえばレコード・スケジュールの策定、電子記録管理、中間書庫システムの構築、専門的人材の養成など、実に多くのものが含まれます。
2009年度第1回研究集会では、そのうち専門的人材の養成の問題をとりあげたいと思います。この問題は、アーカイブズ学会設立当初からの基本課題でもありますが、国会の附帯決議でも「専門職員の育成を計画的に実施するとともに、専門職員の資格制度の確立について検討を行うこと。また、諸外国における公文書管理体制の在り方を踏まえ、必要な人員、施設及び予算を適正に確保すること。」(参議院)とされており、重要課題のひとつと位置づけられています。
研究集会では、3人の報告者の方に、それぞれの視点から問題提起と提言をしていただき、「今後の展望をどう切り開くか」というところに重点を置いて、議論をしてみたいと考えています。
3本の報告の内容は次のとおりです。
第一に、内閣官房公文書管理検討室の岡本信一氏には、公文書管理法の制定をはじめ国の公文書管理制度の充実に向けて第一線で活躍しておられる立場から、また米国における専門職養成の現状を視察してこられたご知見も踏まえ、公文書管理新時代における専門的人材の育成に向けて、どのような方策をとる必要があるのか、積極的な提言をいただきます。
第二に、広島県立文書館の安藤福平氏には、地方自治体の文書館で長年にわたりアーカイブズ業務に携わってきた実務者としての立場から、地方公共団体のアーカイブズにおける専門的人材の必要性や、公文書管理法をてこにした今後の専門職員養成への期待などについて、具体的経験をもとに話していただきたいと考えます。
第三に、別府大学の針谷武志氏には、大学でアーカイブズ学教育に携わっている教育者・研究者としての立場から、日本のアーカイブズ学教育ないしアーキビスト養成の現状と問題点、さらには公文書管理法の時代を迎え、今後の専門的人材養成の新しい方向性について、具体的提言をいただきたいと思います。
以上3本の報告を通じ、日本における記録管理やアーカイブズの専門職人材の養成のために、日本アーカイブズ学会として、今後どのような努力を払っていけばよいのか、幅広く意見交換し、何らかの展望を切り開くことができればよいと考えています。
5 個別報告
・岡本信一(内閣官房公文書管理検討室)
「公文書管理『新時代』における専門的人材の育成に向けて
〜米国情報大学院(i School)が新しい時代を切り拓く〜」
・安藤福平(広島県立文書館)
「アーカイブズ業務と専門職-広島県立文書館20年の体験から」
・針谷武志(別府大学文学部)
「公文書管理法の成立と文書館専門職養成の役割」
6 参加費無料、事前申し込み不要 詳しくはこちらまで http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=30