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「東南アジア地域研究情報資源の共有をめざして −いま、ライブラリアンから伝えたいこと−」の開催について
 京都大学で表記の催しが開催されますので、お知らせします。
参考URL:http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/databases/sealibdb/ws2015/

 京都大学東南アジア研究所は、本年度、設立50周年を迎えました。節目となる本年度、本研究所図書室では、「東南アジア地域研究情報資源の共有をめざして −いま、ライブラリアンから伝えたいこと−」と題する国際ワークショップを企画いたしました。

 本ワークショップでは、機関や国を超えて内外地域研究拠点のライブラリアンと地域研究者が参加し、東南アジアの逐次刊行物を主とする地域研究資源情報の共有化システム構築を目指して、情報の共有と連携可能性を検討し、ライブラリアンの側から地域研究の場に対して現状についての警鐘を鳴らすとともに、将来への提言を行います。

 午前中のセッション1では、国内外の東南アジア研究拠点の研究者・ライブラリアンが、それぞれの機関における多言語書誌目録の現状について報告を行います。
 午後からのセッション2では、地域研究情報資源が、現在どのような問題に直面しているのか、その共同利用・共同保存にむけた途はいかにあるべきか、について、地域研究者とライブラリアンによる研究の成果報告をもとに検討します。

開催日  2016年02月19日 金曜日
時 間  10時30分〜17時30分
開催地  稲盛財団記念館3階 大会議室
対 象  教職員、大学院生・学部生、一般
   (地域研究、図書館情報学、情報資源の保存・利用等に関心のある方)
定員 100名

10:00 開場
10:30 閉会挨拶 河野泰之(京都大学東南アジア研究所・所長)
10:40 趣旨説明 大野美紀子(京都大学東南アジア研究所・助教)

11:00〜13:00 セッシヨン1:多言語書誌目録による情報共有をめざして
 司会:大野美紀子
 報告1:東南アジア諸国における多言語書誌目録の現状報告
 (1) Le Thi Lan(ベトナム・社会科学通信院)
 (2) Ni Win Zaw(ミャンマー・ヤンゴン大学図書館情報学科)
 (3) Manoluck Bounsihalath(ラオス・国立農林業研究所政策センター)
 (4) Yun Hak(カンボジア・王立農業大学図書館)
 (5) Sivaporn Uthaisa(タイ・タマサート大学図書館)

 報告2:日本における多言語書誌目録による情報共有の取り組み
 (1) 加藤さつき(東京外国語大学附属図書館)
  「目録データの共有と多言語対応−−日本の現状と東南アジア地域研究資料の課題−−」
 (2) 木谷公哉(京都大学東南アジア研究所・助教)
  「小規模多言語図書データベース構築の構想紹介−−東南アジア逐次刊行物総合目録データベースを通じて−−」
 質疑応答

13:00〜 14:00 休想

14:00〜16:00 セッシヨン2:多様な媒体による共同保存・利用への途
 司会:小島浩之(東京大学大学院経済学研究科・講師)
 (1) 村井友子(ジェトロ・アジア経済研究所図書館)
  「地域研究情報資源としての新聞の保存と利用:アジア経済研究所の事例から」
 (2) 石川一樹(東京大学附属図書館)
  「東京大学における学内共同保存・共同利用への取り組み」
 (3) 石岡克俊(慶應義塾大学大学院法務研究科・准教授)
  「図書資料の共同保存・共同利用の法的論点」
 質疑応答

16:00〜16:10 小休憩

16:10〜17:10 総合討論

17:10 閉会挨拶 柴山守(京都大学ASEAN拠点所長)

参加費 無料

申し込み 不要

問い合わせ 東南アジア研究所図書室 大野美紀子(助教) 075-753-7347