地域歴史資料の魅力―集う・学ぶ・活かす―
東日本大震災以降、各地で災害が頻発する現在、被災資料の「救出」から「活用」への移行が課題として浮上しています。また、文化財保護法改定をめぐる動きの中でも、「活用」のあり方が一つの論点となりました。そして2018年の西日本豪雨や台風21号などによって被災した歴史資料の保全においても、将来的な活用を視野に入れた活動が続けられており、被災地を含め各地で歴史資料の「活用」が強く意識され始めています。
これまで各地の史料ネットは多くの被災資料を救出してきました。この活動の基盤は、歴史資料を地域で共有していくことにあります。こうしたことについては、すでに各地で地道な取り組みが積み重ねられています。本シンポジウムではその取り組みに学びつつ、歴史資料の「活用」のあり方を、それに関わる人や場の観点からとらえ直してみたいと考えています。
日時:2019年2月23日(土)13:30〜17:00(13:00会場)(予定)
会場:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ
(〒530-0014 大阪市北区鶴野町梅田ゲートタワー8階)
阪急梅田駅より徒歩3分
JR大阪駅より徒歩7分
地下鉄御堂筋線梅田駅より徒歩6分
地下鉄谷町線東梅田駅より徒歩8分
特別報告:吉原大志(歴史資料ネットワーク)
「歴史資料ネットワークによる2018年の災害対応について」
報告1:井上舞(神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター)
「地域での『保全』と『活用』を考える」
報告2:佐藤宏之(鹿児島歴史資料防災ネットワーク)
「資料保全活動と学校教育の連携の可能性ー鹿児島資料ネットの取り組みー」
コメント:大国正美(歴史資料ネットワーク)
資料代:500円(歴史資料ネットワーク会員は無料)
※事前申し込み不要