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日本アーカイブズ学会2023年度大会について

日本アーカイブズ学会では来る4月22日(土)・23日(日)に、中央大学多摩キャンパスとオンラインのハイブリッド開催にて、2023年度の大会を開催することとなりました。
今回の大会では、青木睦氏による講演、計8本の研究発表に加え、「アーカイブズ編成・記述の現在―国際的動向を背景に―」をテーマとした企画研究会をご用意しました。

大会の概要は、以下の通りとなっております。
また、詳細につきましては、添付ファイル及び当会のウェブサイト(http://www.jsas.info/)もあわせてご参照下さい。


1 全体概要

【日程】

2023年4月22日(土)

12:30 受付開始

13:00~15:00 総会(会員のみ)

15:15~16:30 大会講演会

2023年4月23日(日)

9:30 受付開始

10:00~12:20 自由論題研究発表会

13:30~17:00 大会企画研究会

【開催形式】 ハイブリッド形式(対面・オンライン併用)

【会場】 中央大学多摩キャンパス 3号館
アクセス情報:https://www.chuo-u.ac.jp/access/tama/

●会場へは公共交通機関でお越しください。
●周辺にレストラン等はありません。23日(日)の昼食は各自ご用意ください。

【参加登録】対面参加・オンライン参加ともに登録が必要です。登録方法は下記「3 参加登録」をご確認ください。
【参加費】 会員 500 円、非会員 1000 円 ※部分参加でも全日程参加でも同額です。
<納付方法>
・会場でご参加の方は、会場受付にて現金でお支払いください。
・オンラインでご参加の方は下記のとおり請求しますので、指定の口座にお振り込みください。

会員:5月に 2023 年度会費請求書を送付しますので、会費納付の際に合わせてお振り込みください。
非会員:参加登録をされた方にメールで参加費の請求書を送付しますので、メール到着後2週間以内にお振り込みください。
※振込手数料はご負担ください。

【総会について(会員のみ)】

日本アーカイブズ学会会員(正会員・賛助会員)の方には、総会の詳細について4月上旬頃別途ご案内申し上げます。

2 大会講演会・自由論題研究発表会・企画研究会の概要

※タイトル、時間、会場等は変更となることがあります。

(1)大会講演会 4月22日(土)15:15~16:30 《3115教室》

タイトル:「日本のアーカイブズ保存論」

講演者:青木睦(国文学研究資料館 准教授)

プロフィール:1981年から2023年3月まで国文学研究資料館(国立史料館:国文学研究資料館史料館)に勤務。学習院大学大学院でアーカイブズ管理研究Ⅲ(記録アーカイブズ保存と修復)、法政大学で文書館管理研究を担当。文化財保存修復学会業績賞(2011年)、元全国歴史資料保存利用機関連絡協議会理事。MLA(Museum・library・archives)、企業など、民間所在アーカイブズの紙資料を主としたアーカイブズの保存修復に関する調査研究を専門としてきた。アーカイブズ保存のための物理的コントロールシステムの確立を目指す。著書に、『被災資料救助から考える資料保存 東日本大震災後の釜石市での文書レスキューを中心に』(けやき出版、2013年)、『紙と本の保存科学』(共著、岩田書院、2009年)、“Preservation and Conservation of Japanese Archival Documents in the Vatican Library”(共編著、バチカン出版局、2019年)など。

(2)自由論題研究発表会 4月23日(日)10:00~12:20 (10:00~10:05は注意等)

【第1セッション】《3354教室》

田口一博「地方議会資料における会議録の意味とアーカイブズ学との関係」
堀内暢行「電子記録管理における電子メール特殊性―電子帳簿保存法への対応を事例として」
橋本陽「AI vs HI:日本のアーカイブズの実務にAIを導入するための前提を考える」
淺野真知「診療録(カルテ)の情報開示をめぐる諸問題―情報開示請求の事例から考察する―」

【第2セッション】《3353教室》

池永禎子「国立療養所大島青松園社会交流会館蔵「林記念文庫」に関する考察―アーカイブズ学の視点から―」
林美帆・除本理史「岡山・水島の公害資料館開設におけるアーカイブズの活用事例」
齋藤歩「1980年代米国の「建築図面アドバイザリー・グループADAG」における国・地域と専門領域の交わり―欧州またはアーカイバル・コミュニティからの参加者に注目した議事録分析」
香村由佳「近現代建築物に関する記録の管理と記述について―旧朝香宮邸を事例として―」

(3)大会企画研究会 4月23日(日)13:30~17:00 《3115教室》

テーマ:「アーカイブズ編成・記述の現在―国際的動向を背景に―」

企画趣旨:2023年3月、国際アーカイブズ評議会(ICA)が数年来取り組んできた新しいアーカイブズ記述の国際標準、Records in Contexts(RiC)の正式版が公表される予定である。デジタル化が進む社会の中で、アーカイブズ作成の文脈をドキュメントする編成と、その表現形である記述のあり方も変容しつつある。そこで本研究会では、日本におけるアーカイブズの編成・記述について、アーカイブズ記述の国際標準であるISAD(G)の紹介で幅広く受容されたマルチレベル記述、およびオーストラリア・シリーズ・システムを用いた実践をふり返る。さらにRiCが何を目指し、何を可能とするのかを検討したうえで、アーカイブズ編成・記述論の到達点と、今後の方向性について議論する。

スピーカー:
清水邦俊(国士館史資料室)「民間史料における編成と記述の再確認―整理現場の視点から―」
千代田裕子(東京大学文書館)「東京大学文書館におけるシリーズ・システム導入の試み―現状と課題について」
元ナミ(東京大学文書館)「アーカイブズ記述の新標準:Records in Contexts(RiC)をめぐる最新動向と今後の展望」

論点整理:
坂口貴弘(創価大学)

参考文献(URLはいずれも2023-03-12最終確認):
独立行政法人国立公文書館(訳)「ISAD(G):国際標準アーカイブズ記述 第2版」、2022年、https://www.archives.go.jp/about/report/pdf/ISAD(G)2nd.pdf
森本祥子「新たな資料編成・記述方法の導入を目指して 第1部:東京大学文書館における編成記述の現状と課題」『東京大学文書館紀要』 第39号、2021年、1-9頁。 https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400157791.pdf
寺澤正直「アーカイブズ記述の国際標準に関する近年の動き」『アーカイブズ学研究』 No.25、2016年、79-90頁。https://www.jstage.jst.go.jp/article/archivalscience/25/0/25_79/_pdf

3 参加登録

下記Googleフォームからご登録ください。

https://forms.gle/c5Yj8F5NQwh7jwh79

*ご登録は、2023年4月21日(金)までにお願いいたします。

*フォームの「送信」後、フォームに記入した内容がメールに返送された時点で、参加登録は完了します。

*もし「送信」後しばらくしてもフォーム記入内容を含むメールが届かない場合は、お手数ですが大会登録関係専用アカウントjsaskenkyu2023★gmail.com(★を@に変更してください)までご一報ください。

【問い合わせ先】

日本アーカイブズ学会事務局
E-mail:office★jsas.info(★を@に変更してください)
【会告】日本アーカイブズ学会 2023 年度大会開催概要および参加登録について