■ 速報 第18回ICA(ソウル)大会(2016.9.5-10)
この9月5日から10日に韓国・ソウルで開催したICAの世界大会に参加いたしました。詳細は『記録と史料』27号で報告する予定ですが、ここでは、速報として簡単にお伝えいたします。 大会参加者は、114の国・地域から2000人を越えました。報告は58の国・地域から256本もあり、各国のさまざまな情勢を知ることができる有益な大会でした。日本からの報告は12本ありましたが、東日本大震災等の被災文書復旧活動等には、世界の注目が集まったように思いました。 大会開会式には、朴槿恵大統領がサミットで外遊中であったので映像でメッセージが伝えられ、国務大臣はじめ多くのVIPが列席されました。韓国ではテレビ報道で大きく取り上げられました。帰国後わたくしが確認した範囲ですが、日本ではマスコミの反応はなかったようです。 この大会総会で、世界のアーカイブズ情勢を踏まえて、今後4年間の活動方針をICAソウル宣言として提案され、採択されました。それをICAの会長デイビット・フリッカー氏(オーストラリア国立公文書館長)と大韓民国国家記録院長・李相鎭氏が読み上げました。(写真) この宣言は全史料協も共有すべき内容と思いますので、後日別途報告することにいたします。 (副会長:岡山県立記録資料館長・定兼 学) |
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ICA首脳陣 |
ソウル宣言を読み上げるICA会長と大韓民国国家記録院長 |