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平成23年度第3回広報・広聴委員会会議報告

日 時:平成23年12月9日(金)午後1時30分〜4時30分
場 所:厚木市郷土資料館
出席者:伊藤副委員長、相京委員、伊從委員、和田委員、高木(事務局)


報告・協議
(1)報告
 1)会報90号について
   ・8月31日付けで無事に発行することができた。ご協力に感謝したい。

 2)全国大会について
   ・10月27日・28日に高崎市で開催された全国大会に、委員会として展示ブース
    を確保し、会誌の販売や会報の配布などを行った。
   ・会報の編集のため、写真撮影を精力的に行った。

(2)協議
 1)会報91号の編集について
      ・奥付は2月29日とする。
   ・会員動向と編集後記を含め、76ページまたは80ページとする。
   ・福田康夫元総理大臣の講演記録は、業者に依頼して筆耕済みだが、事務所に
    点検してもらう時間がかかるので、早めに編集する必要がある。
   ・台風13号による和歌山県と奈良県の資料救済の動向を掲載する必要ありとの
    提案があった。内容やタイミングを考えると、91号に載せるのが妥当という
    ことになり、和田委員から近畿部会に打診して書き手を探すことになった。
   ・大会記事のうち、報告者や記録者等に対しては、大会研修委員長と広報広聴
    委員長の連名で10月上旬に執筆依頼文を送付した。しかし、大会報告者にと
    っては事前に打診があったわけではなく、当惑する方もいた。連名で文書を
    出す場合、双方の公印も必要になり、事務にも混乱があった。そこで今後は、
    大会報告を打診するときに、会報への執筆も含めて依頼するよう大会研修委
    員会にお願いする必要があり、また正式な文書は広報広聴委員会から出すよ
    うにするなど、改善しなければならない。

 2)会誌22号の編集について
   ・特集@東日本大震災関係では、臨時委員会の動向を押さえる必要がある。会
    報90号で旗揚げの原稿を書いていただいたうえ、大会報告もしていただいた
    ので、依頼を遠慮していたが、やはり全史料協としての対応を特集の巻頭に
    載せる必要があり、時委員会の協力は不可欠である。京都府立総合資料館の
    事務局と相談して、書いてもらう内容や方向性について決めるべきである。
      ・「世界の窓」は掲載することになった原稿について経過を事務局より説明し、
    了承された。
   ・「アーカイブズネットワーク」は、当初候補にあがっていた2機関にはお願
    いしたものの断られた。残りの依頼済みの3機関のみを載せる。
   ・「書評と紹介」は、『アーカイブズが社会を変える』のみ提出済み。『公文
    書をつかう』が出版社から送られてきたので、伊藤委員が書き手を探すこと
    になった。その他、現在書き手が見つかっていない本は、掲載を断念する。
   ・会員刊行物情報は、すでに事務局で情報を集約し、エクセルファイルにして
    ある。担当の相京委員からこのレイアウトの変更案が出された。従来のもの
    より格段に見やすくなるものの、ページ増になる恐れもある。とりあえず、
    変更案にしたがってページを作成してみることになった。

 3)著作権の取り扱いについて  
   ・8月4日の広報広聴委員会、8月25日の役員会、および五島委員からの意見
    書などについて、経過を説明した。
      ・五島委員の意見は、著作権に関してどのようなトラブルが起きたとしても、
    あらかじめ全ての権利を執筆者から譲り受けておけば回避できるので、投稿
    規程を改正してぜひ推進したいというものである。これについて議論したと
    ころ、次のような結果となった。
   @相続等により執筆者本人から著作権が継承された際、継承を受けた人と全史
    料協との間で問題が起こるとすれば、公衆送信権、すなわり著作物のWEB掲
    載に関することしか想定できない。
   A著作物のWEB掲載は、まず過去の掲載分については、著作権者に許諾を求め
    る事務手続きの煩雑さから現時点では実施する余力がない。また今後発行さ
    れる分についても、投稿原稿はともかくこちらから依頼する原稿まで譲渡に
    サインしてもらうことの抵抗感があり、在庫管理の立場からも行うべきでな
    い。
   BWEB掲載をしないとなると、執筆者に対し、あるいは会員に対して、著作権
    譲渡の説明がますます困難になる。
      C以上のことから、現時点では著作権譲渡のメリットはあまり感じられないた
    め、当面は実施しないこととするが、WEB掲載以外に起こりうるトラブルが
    想定できないか引き続き研究し、対外的に説明ができるようになった時点で、
    あらためて投稿規程の改正を検討する。また、人文社会系の諸学会で実際に
    どのような対応をしているかも調査する。

   ・現在の投稿規程はその他にも、原稿料や締切期日など、現状にそぐわない表
    記がいくつかみられる。これらについては次回の役員会に諮って改正を進め
    る。

その他
 1)平成24年度の事業計画について
  ・2月23日に開催される役員会に、事業計画を出すことになると思われるので、
   協議した。
  ・会議は、平成24年5月に寒川町、8月に枚方市、12月に東京都内または神奈川
   県内で開   くこととしたが、具体的な日程については、直前に調整する。
  ・内容は、会誌・会報の発行、ホームページの管理などいずれも了承。

 2)広島大会の対応
  ・従来どおり展示販売のスペースは申請し、刊行物をPRする必要がある。ただし、
   持ち込む部数は最小限にとどめるなど、委員の負担を減らすよう考える。

 3)ホームページについて
  ・刊行物を紹介するコーナーには、表紙の写真を入れてはどうか。

  − 以 上 −