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平成22年度第4回大会・研修委員会会議報告

日時: 平成23年2月16日(水)
午後1時30分〜4時
場所: 広島県立文書館会議室
出席:委員=八津川委員長,定兼副委員長,岡部・菅・小高・小西委員
   オブザーバー=富田氏(次期大会・研修委員会事務局,茨城県立歴史館)
   事務局=西村・西向・安藤委員
欠席委員:加藤・本間・大津委員

1 開会

2 委員長挨拶

3 報告
(1)平成22年度第2・3回委員会議事録について

(2)平成22年度事業報告・決算見込みについて

(3)第36回全史料協(京都)大会について

 ○第36回全史料協全国(京都)大会収支決算書案
 ○京都大会アンケート結果
 (総括)
 ・参加者は345名であった。
 ・初の参加者や学生が多く,来年度以降も「アーカイブズ入門」やアーカイブズ教育に関するテーマ
  の研修会や,その他からは公文書管理法の施行や条例制定,MLA連携に関する報告を求める声
  が高い。今年度は研修会で質疑応答の時間を取らなかったため,それへの不満が大きい。ポスタ
  ーセッションや資料保存ワークショップについては好評を得た。
 ・特別交付金により参加費が半額となり,好評であった。事務代行手数は高くついたが,JTBとの交
  渉で努力した結果である。会場費も高くなったが,不要な会議室をキャンセルするなど努力した。

4 協議事項
(1)第37〜39回大会のメインテーマ及び第37回大会のサブテーマについて
(委員意見等)
 ・明確なメッセージが伝わりやすいテーマ設定が必要と思う。今年度のテーマのイメージを踏まえ,全
  史料協がより発展する方向に踏み出せることが望ましい。1年に1回会員が集まる大会なので,個
  別具体的なテーマ設定にはしたくない。理念的なキーワードとして会員が向かうことができる,メッセ
  ージが伝わるようなテーマにしたいと思い,大会アンケートの意見にもあった「地域社会と歩むアー
  カイブズ」を選んだ。
 ・整理について頭を悩ましている場合は大会の研修を受ければ十分。大会はマネージメントの世界。
  初心者も聞きに来るし,全体会は「これからアーカイブズはどうなるか」とか「地域社会とともにどう
  やったら歩めるか」というテーマだからこそ人を集めることができるのではないか。
 ・大会は総花的なテーマの研修会と,全国から集まった会員が特定のテーマで集中的に議論する大
  会テーマ研究会をセットとして考えるのがいいのではないか。そうすると大会テーマは絞ってよい気
  がする。

(結論)
メインテーマは「地域社会とともに歩むアーカイブズ」,サブテーマが「公文書管理法時代の中で」を
成案にして,すべての意見をつけて報告,新委員会に引き継ぐ。

(2)第37回全史料協全国(群馬)大会の開催素案について
(開催県から素案提示)
 ・日時は10月27日・28日の2日間。会場は高崎市立図書館とその周辺(高崎市シティギャラリー,高
  崎ビューホテル)を考えている。日程案は研修会・研究会の枠が決まらないと立てられないが,現
  時点の案は,記念講演を持たない場合として資料の通り。「総会セレモニーの15:00開始は固定し
  たい」としているのは,公文書管理法の成立に尽力された福田康夫衆議院議員に,来賓としてご
  出席いただくことを念頭に置いたためである。分科会方式を採用するか否かも,今後検討する。
 ・図書館は高崎駅から徒歩で15〜20分程度,ビューホテルへ10分以内の立地。28日は「群馬県民の
  日」で,若干市民向けのイベントがこの地域を中心に開催され,施設には若干制限が加わる。分散
  型の会場になる場合,ポスターセッション,企業展示をどのような形式で行うかが課題となる。
 ・中核市移行にともない設置される保健所と,中央図書館の機能を持つ新図書館との複合館となる
  ため,会議室はすべて共用スペースとなる。保健所業務に支障が出ないようにしたい。

(結論)
 大会内容については今後委員会で詰めていく。

(3)平成23年度事業計画・予算案について
 ・事業計画案のとおり。委員会は昨年度のように5回とした。大会が10月なので第3回(会場下見)は
  早めの8月としている。
 ・予算案は資料のとおり。2年間の実績と個別具体化計画を参考に組んだ結果,22年度よりも減額
  となった。
 ・大会・研修委員会の決算と大会決算とを別表とし,慣習的に大会決算が表面に出ないので,会員
  からは大会の経費などがわかりにくい。修正する必要があるのではないか。
 ・委員会事務局と大会事務局とが役割分担しているためではないか。一本化すると,委員会事務局
  が支出をともなうすべての仕事を担うことになり困難。

5 その他
 ・「第18期(大会・研修委員会事務局)成果と今後の課題」について
 ・委員会の旅費支給について各委員会事務局で共通認識を持つ必要がある。ただし,旅費支出だけ
  が予算で突出すると会員から疑義を挟まれるので,バランスをどう取るかが問題。個人会員の旅
  費はもっと手厚くする必要があると思う。
 ・個人会員の委員は,職場で休暇をとり私費で委員会に出席する場合が多いと聞いている。負担が
  大きいので役員会で検討してほしい。
 ・機関会員の場合でも旅費は色々と工面している。運営などでさらに努力していただくとともに,役員
  会でも検討してほしい。
  − 以 上 −