平成１９年度から２年間、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会の第１７期会長を仰せつかりました大阪府公文書館館長の荻布孝（おぎのたかし）と申します。
当期の役員２３名につきまして、前期の会長及び役員同様、よろしくお願いしたいと存じます。
３０年余にわたる全史料協の真摯な活動が、我が国のアーカイブズの振興に大きな役割を果たしてきたことは言うまでもありませんが、社会情勢の変化に伴い、アーカイブズ及び全史料協を取り巻く環境は決して楽観できるものでないことは、ご承知のとおりであります。 限られた資源を、真に必要な部分に効果的に投入するという「選択と集中」が、全史料協の活動においても求められてきたのではないかと感じている次第です。全史料協の活動を将来に渡って持続させていくための方途を、皆様とともに考えて参りたいと思います。 当館は、職員数も少なく、また施設的には、老朽・狭隘等により移転整備の検討が進められているいわば発展途上の公文書館ですが、全史料協のこれまでの輝かしい歴史に恥じないよう、職員一同、燃えたぎる熱意と努力を傾注していく所存です。
不慣れで、かつ、力不足の会長及び事務局でありますが、役員及び会員の皆様、並びに関係者の皆様の暖かいご支援・ご協力をお願いいたします。 |
