1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生し、文書館や図書館の地震被害が多く発生しました。幸いに火災による大規模な資料の焼失や火災に伴う水損もありませんでした。しかしながらこの災害の教訓として、災害を受けやすい日本でこれまで文書館の災害対策が十分でなかったとの反省がありました。
そこで全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)では、同年4月災害対策小委員会を設置し、今後の災害対策をいかに進めるかの検討を行うこととしました。この手引きは、その検討作業の一部として策定されたものです。
文書館は代替性のない歴史資料を保存する機関ですので、さまざまな災害から資料を保存して行くために、災害対策を進める必要があります。災害は全国を画一的に襲うわけではありませんから、それぞれの文書館に適合したものでなければなりません。それゆえにそれぞれの館にあった災害対策を進めるために、館が災害対策の基本となる防災計画を持つ必要があります。この手引きは防災計画をたてる際に参考としていただくため文書館の災害対策について簡単に述べたものです。
そこで全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)では、同年4月災害対策小委員会を設置し、今後の災害対策をいかに進めるかの検討を行うこととしました。この手引きは、その検討作業の一部として策定されたものです。
文書館は代替性のない歴史資料を保存する機関ですので、さまざまな災害から資料を保存して行くために、災害対策を進める必要があります。災害は全国を画一的に襲うわけではありませんから、それぞれの文書館に適合したものでなければなりません。それゆえにそれぞれの館にあった災害対策を進めるために、館が災害対策の基本となる防災計画を持つ必要があります。この手引きは防災計画をたてる際に参考としていただくため文書館の災害対策について簡単に述べたものです。