記録遺産を守るために
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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平成24年度近畿部会総会(通算20回)及び第115回例会のお知らせ
平成24年度近畿部会総会及び第115回例会を下記のとおり開催しますので、 ご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

1 平成24年度(通算20回)総会
   と き  平成24年5月31日(木) 午後1時30分〜2時30分

   場 所  福井県文書館 1階 研修室
           所在地:福井市下馬町51-11
           電 話:0746−33−8890
           交 通:JR福井駅東口 アオッサ前バス停より
               フレンドリーバス 県立図書館下車

   議 題  平成23年度事業・決算・監査報告、
           平成24年度事業計画・予算案など

2 近畿部会第115回例会
   と き  平成24年5月31日(木) 午後2時45分〜4時30分

   場 所   福井県文書館 1階 研修室

   テーマ  アカウンタビリティ確保のしくみ
         −日本国憲法から見た行政アーカイブズの理念−

   報告者  岡田順太氏(白鴎大学法学部准教授)

   内 容

 政府の記録管理の問題について現在は、廃棄、隠蔽、あるいは不作成など、どちらかというとネガティブな面から注目が集まっているのは残念なことです。政府をはじめ公的機関の記録には、ルールに則して業務が行われていることを証しだてるという側面もありますが、その一方で、行政の取組みについて蓄積された記録をもとに、よりよい国民サービス、市民サービスのあり方を検討するという側面も重要です。終戦直後に設立された国立国会図書館にはそのような役割も期待されていましたが、その後、この役割はあまり注目されることなく現在に至っています。
 講師の岡田氏は、この経緯を調査されるとともに、国立公文書館も設立された現在の状況において、当初の理念をいかすにはどのようなしくみがベストであるかを検討しておられます。ご報告では、その概要とともに、そのしくみは地方公共団体におけるアーカイブズの位置づけとどのように関連してくるかについてお話しいただきます。