前へ

平成22年度第1回大会・研修委員会会議報告


◇日 時 平成22年5月14日(金)
◇場 所 広島県立文書館

◇参加者 委員:八津川和義(委員長 広島県立文書館),定兼 学(副委員長 岡山県立記録資料館),
        岡部 央(仏教造形研究所),加藤聖文(国文学研究資料館),
        本間 宏(福島県歴史資料館),小高哲茂(群馬県立文書館),
        小西雅彦(京都府立総合資料館),大津祐司(大分県立先哲史料館)
         オブザーバー:福島幸宏氏(調査研究委員会事務局員)
          事務局:西村 晃,西向宏介,安藤福平(以上広島県立文書館)
               以上13名
          欠席:菅 真城(大阪大学文書館設置準備室)

1 主な報告事項

(1)平成22年度委員構成について
 ・人事異動により委員長が石本俊憲から八津川和義に交代した。また,鈴木陽生委員(奈良県立図書情報館)
  と村上博秋委員(大分県立先哲史料館)に代わり,小高哲茂委員(群馬県立文書館)と大津祐司委員(大
  分県立先哲史料館)が就任した。

(2)平成21年度第5回大会・研修委員会及び第3回役員会記録について
 ・前回委員会で,記録者の便宜を図るため,ボイスレコーダーを購入することが提案されたので,予算に盛
  り込んだ。
 ・平成21年度第3回役員会で広報・広聴委員会から提案があった,大会研修会・研究会報告の原稿依頼は大
  会・研修委員会が広報・広聴委員会と連名で行い,編集は広報・広聴委員会が行うことについては了承す
  る。
 ・役員会で,ポスター展示については,個人会員が発表する場にもして欲しい。まだ始めたばかりの試みな
  ので堅苦しくないよう昼食時間を長く取っての時間帯はどうかなど,個人役員からは積極的な意見があっ
  た。機関役員からは,館の状況などは外に言えないこともあり,ポスターセッションに力を入れるのは疑
  問という意見があった。ポスターセッションがまだよく理解されていないようなので,時間や方法など今
  後委員会で議論していきたい。

(3)平成21年度事業報告及び決算について

(4)平成22年度事業計画及び予算について

2 協議
(1)第36回全史料協全国(京都)大会について

 @日程構成 
 A報告内容と報告者の選任
  ・2日間の日程と内容,講師・報告者は「第36回全国(京都)大会開催要領(案)」のとおり。
 B担当委員の選任
  ・担当委員が候補者と折衝を行い,確定次第,委員会事務局から依頼する。
 Cポスター展示等
  ・昨年より試行的に始めたポスター展示を,「顔の見えるアーカイブズ」にするため本格的に行う。対象
   は機関会員と個人会員,及び京都府内自治体・企業・団体とし,テーマは自由とする。
  ・希望者は,機関会員は事業内容(館のPRなど)など,個人はアーカイブズに関する研究などをまとめた
   ポスターを所定の位置に掲示する。
  ・1日目の12:10〜14:10をコアタイムに設定する。ポスター前の机に配布物などを置いて,可能な限り担
   当者を配置し,コアタイムに質問者に対し口頭で説明する(ポスターセッション)よう依頼する。
  ・できるだけポスターは見えやすいA0版(119p×84p)とし,原則として希望者が作成する(複数の用
   紙を張り継いでもよい)。データを大会事務局に送付し,業者に依頼してA0版でプリントアウトするこ
   ともできる(有料)。
 Dその他
  ・大会参加費は会員3,000円,非会員4,000円,交流会費は5,000円を予定。
  →第1回役員会で,参加費は会員1,500円,非会員2,000円と決定。
  ・1日目の12:10〜15:10(ポスターセッション・資料保存ワークショップ・企業展示及び記念講演)は
   「公開事業」として市民に開放し,この時間だけの参加者は無料とする。

(2)その他
 @大会・研修委員会メーリングリストの作成について
  ・今年度もメーリングリストを設定し,委員間の連絡を密にする。
 A第37回全史料協全国(群馬)大会に向けて
  ・会場は県立文書館のある前橋市案のほか,23年4月に公文書館機能を持つ新図書館が開館予定の高崎市
   案がある。
  ・日程と会場は群馬県に一任する。

3 その他
 ・次の大会事務局(京都府立総合資料館)からの要望を了承した。
 @京都府では来年度に国民文化祭が開催されるので,「京都文化年イベント絵巻」に申請して,大会をPR
  したい(公式ホームページに掲載,ロゴマーク使用など)。
 A会員への大会案内は8月中の送付だが,京都府内の市町村・大学・企業・団体などには6月から協力要請
  を行いたい。
 B全国大会のプレ企画として,11月20日(土)午後に上賀茂神社で橋本政宣・東京大学名誉教授の講演会
  「賀茂の歴史と文化―悠久の歴史の中で受け継がれてきた葵の心―」を開催し,全史料協・京都府総合
  資料館・上賀茂神社の共催としたい。この企画は京都府で負担する。
 ・6月に予定していた第2回委員会は省略し,次回は9月に会場下見を兼ねて京都府で開催する。
 

第36回全国(京都)大会開催要領(案)

2010.7.1現在

1 日 時	平成22年11月24日(水),25日(木)

2 場 所	京都テルサ(京都府民総合交流プラザ)・京都府立総合資料館

3 主 催	全国歴史資料保存利用機関連絡協議会

4 共 催	京都府(予定)

5 後 援	独立行政法人国立公文書館(予定),京都市(調整中),マスコミ(調整中)

6 大会テーマ
      ◎メインテーマ「わたくしたちのアーカイブズ」(最終年)
      ○サブテーマ「めざすべき姿」

7 日程と内容
(1)研修会(1日目)	
      ◇1時限目 A  9:00〜10:00 京都府立総合資料館見学(10:00〜11:10は移動時間) 
                  沢尾俊和氏(同館歴史資料課資料主任)
                  B 10:00〜11:00 「アーカイブズ入門」(仮題)
                  鈴江英一氏(元国文学研究資料館史料館長)

      ◇2時限目  C 11:10〜12:10 「公文書管理法−政令を受けて−」(仮題)
                  岡本信一氏(内閣府)
                  D 11:10〜12:10 「古文書整理論」(仮題)
                  藤谷 彰氏(三重県史編さんグループ主幹)

(2)ポスターセッション・資料保存ワークショップ(1日目)  12:10〜14:10
      ◇ポスターセッション 
                 ・機関会員・個人会員がA0版ポスターを掲示し,可能な限り,前に客が集まるたびに
          担当者が適宜説明を行う。テーマは自由。

      ◇資料保存ワークショップ
                 ・一般社団法人国宝修理装こう師連盟関西支部(古文書,近代行政文書)
                 ・京都造形芸術大学日本庭園・歴史遺産研究センター歴史遺産研究部門(写真保存)
                 ・財団法人元興寺文化財研究所(資料保存コンデイション調査)
                 ・歴史資料ネットワーク(被災歴史資料(水損史料)の救出・応急措置)

(3)記念講演(1日目)	14:10〜15:10 
                   上島 有氏(摂南大学名誉教授)「国宝東寺百合文書の魅力」

(4)総 会(1日目)	15:30〜17:30  

(5)交流会(1日目)	17:45〜19:45(立食形式)	会場:テルサホール3階第1会議室

(6)大会テーマ研究会(2日目) 

       ◇大会趣旨説明 9:30〜9:45
       ◇報告T  9:45〜10:45 「公文書館に期待するもの−利用者の立場から−」(仮題)
           竹永三男氏(島根大学法文学部教授)
       ◇報告U 11:00〜12:00 「目撃せよ! 紙片が宝に変わる瞬間(とき)
           ―図書館員のアーカイブ資料探検―」(仮題)
           井上真琴氏(同志社大学企画部)
       ◇報告V 13:00〜14:00 「公文書館機能の自己点検指標(試案)」(仮題)
           早川和宏氏(大宮法科大学院大学准教授,調査・研究委員会委員)
           富永一也氏(沖縄県公文書館,調査・研究委員会委員)
       ◇全体討議 14:10〜15:40「めざすべき公文書館的機能とは?」
           司会:定兼 学氏(岡山県立記録資料館,大会・研修委員会委員)
                 森本祥子氏(学習院大学大学院,調査・研究委員会委員)
       ◇閉会行事 15:45〜16:00

8 参 加 費  会員 1,500円 非会員 2,000円(ただし,1日目(2)(3)だけの参加者は無料)

9 そ の 他
        ・協賛企業展示は2日間にわたり従来どおり行う。
        ・11月20日(土)午後に,全国大会のプレ企画として上賀茂神社において橋本政宣氏(東京大
     学名誉教授)の講演会「賀茂の歴史と文化―悠久の歴史の中で受け継がれてきた葵の心―」
     を開催する。

  − 以 上 −