平成23年度第5回大会・研修委員会会議報告
◇日時:平成24年2月14日(火) 14:00〜16:50
◇会場:茨城県立歴史館 第1講座室
○ 出席者(11名)
池田委員長,岡部副委員長,加藤・菅・森本・西川・小高・西向委員
折笠・石ア・富田(事務局)
1 開会
2 委員長あいさつ
3 報告事項
(1) 第3回・第4回大会・研修委員会議事録について
(2) 平成23年度事業報告,決算(見込)報告
・会計については219万円の予算に対し,186万円の決算(見込)である。
・事務局事務費旅費について
→この科目は事務局引継のための旅費で,23年度の予算は0円。事務局委員の旅費は,
他の委員と同様に会議費旅費からの支出である。
・大会誌の印刷・製本について
→3社から見積もりを取り,一番安価な業者に発注した。
(3) 群馬大会の総括について
・参加者361名。地元群馬選出の,公文書管理法にゆかりが深い福田元総理大臣の
記念講演を実施した。
・開催県事務局の会計については,特別交付金を予算化したが,参加者数が予想を上
回わり収入が増えたこと,支出面で記念講演料や会場費,収受手数料を抑えること
ができたため,会長事務局に全額返還した。
・需用費の内訳について
→ポスターセッションパネル設置・撤去費用,パソコン等機材のレンタル費用であ
る。
4 協議事項
(1) 平成24年度事業計画案,予算案について
・事業計画案は,委員会開催回数を今年度より1回減らし,4回とした。
・予算案は,今年度予算219.9万円に対し次年度は247.4万円と,27.5万円の増額要求
となった。関東地区委員が7名(関西3名)のため,広島での大会開催は旅費の増
額をお願いせざるを得ない。委員会事務局引き継ぎのため,事務局事務費旅費6万円
も計上した。
・(会長事務局から)次年度の各事務局からの予算要求を単純に合計すると,120万円
余りの支出超過となっており,見直しをお願いする必要がある。
・広島大会に向けた経費のおおよその内訳は?
→需用費は群馬大会と比べて下がるが,会場費が約35万円の増額となる。
・報告者及び講師旅費や会場費を削ることはできない。小さいことから切り詰めるべ
き。
・23日の役員会でどのような議論になるかを注視したい。期間は短いが,開催県と相
談して,大会が開催できるよう事務局内部で予算案を再度検討したい。
・(平成24年度年間スケジュール案について)11月8・9日の大会に合わせて年間ス
ケジュール案を作成した。6月の第1回委員会で講師・報告者を選び,8月中旬に大会
案内を会員に発送する。9月25日を参加申込締切とし,直後の第2回委員会で司会・
記録を決める。大会前日(11月7日)を,会場準備の第3回委員会とする。
(スケジュールについては決定)
・委員会を1回減らした分は,メーリング会議による意見交換で補うこととする。
(2) 第38回全史料協全国(広島)大会について
(各委員からの聴取したアンケート回答の紹介,テーマ・日程等について協議)
・個人的には,群馬大会のテーマがよいと思っている。1案は公文書管理法時代を迎え
て,地方での対応を考え,主に自治体アーカイブズを念頭に置いたものである。2
案は,自治体アーカイブズをテーマに据えたものである。群馬大会のサブテーマをメ
インテーマに持って行ってもいい。
・全史料協の会員が,全員公文書を扱っているわけではない。また,震災を扱ってほし
いという根強い要望もある。いずれも大きなテーマで,両方取り上げると,今年度と
同じような形になる。これらの議論に1日ずつ充てると,研修会を犠牲にせざるを得
ない。テーマはアーカイブズの新時代を強調したものを設定してはどうか。現在は
混沌としているが,新しい時代に入ったことを打ち出したい。
・従来は法律の解釈論に時間を割いた。これに終始すると,公文書を扱っていない者は
あまり関係のない議論になる。公文書管理法をもとに,各自治体で条例が制定される
と,様々な立場の人が自分たちが抱える資料がどのように扱われるのかを考えること
になる。
・「古文書」の語はこれからの時代にはそぐわない。「私文書」とか「民間所在文書」
といった言い方を用いて,幅を拡げるべきではないか。これらの中には,公文書を補
完する文書があるはずで,それらを含めて地域のアーカイブズとして扱い,公文書の
概念,定義を再整理して,会員に提示してはどうか。
・メインテーマは細かいところまで踏み込めないだろうから,群馬大会アンケートで,
次年度も継続の要望が多かった「地域社会とともに歩むアーカイブズ」でよいのでは
ないか。
・公文書管理法を,地域住民にどうやって理解してもらうかが重要だ。抽象的な議論で
はなく,具体的な話が必要だと思う。役所にある公文書だけでは,市民に還元できな
い。
・アンケート回答の趣旨を読み返すと,各委員は似たようなことを記している。
・(開催県では)公文書管理法時代を前面に出した大会にしたい。地方では,公文書の
問題だけでなく,古文書の問題も考えることになる。そこをはっきりと打ち出した
い。テーマに,公文書管理の文字を入れるかどうかも考えたい。群馬大会はサブテー
マに公文書管理法を入れている。同じように(サブテーマに)入れると,群馬大会と
同じになってしまう。
・同じテーマとなっても,いいのではないか。
・テーマについては早い時期に事務局案を作成し,広島側と協議した上で各委員に示
し,決めていきたい。(了承)
・(事務局作成の日程案を提示)会場は1階にホール(定員530名),地階の第1展示室
ではポスター・刊行物等の展示ができる。5階のサファイア(定員240名)も,研修・
研究会に用いることができる。6階は,来賓用の和室として,いずれか1室使うこと
を想定している。
・初日の午前中を視察時間とした。昼食・休憩時間は90分取り,ポスターセッションを
2日間実施する。初日午後は研修会等を入れることができる。その後の総会・交流会
は例年どおり。2日目午前は大会テーマ研究会とし,公文書管理条例制定の事例報告
を考えている。午後にも報告枠を入れた。全体として,群馬大会よりコマ数は減って
いる。
・現場の職員にとっては,研修会に対する要望は多いのではないか。
・アーカイブズ入門は,視察と同じ時間帯に入れることは避けるべき。
・アンケートに記したが,UST中継について検討してほしい。。
・インターネット中継については,昨年度は,講師の事前了解を取っていなかった。
・2月23日に群馬で開催される研修では,撮影と(限定的な)映像利用についてのお願
いが,(全史料協)HPに記されている。
・(簡単にできると言うが)UST中継で,視聴に堪える映像を提供できるか?
・多数が参加する全国大会では,撮影・映像配信の了解は一委員会で取り切れない。参
加者名簿でさえ,掲載に慎重な態度をとっているのに,映像利用取扱いが安易ではバ
ランスを欠く。
・この件について(役員会で)意見が出れば,継続的に検討中とする。
― 以 上 ―