昨年11月の総会決定で平成23年度から第19期全国歴史資料保存利用機関連絡協議会会長
を務めます京都府立総合資料館顧問の井口和起です。ご挨拶も抜きでお願いをさせていた
だきます。東日本大震災という緊急事態の中でのことですのでご了承下さい。よろしくお
願いいたします。
●東日本大震災により被災した文化財等の保全等を目的に、4月15日、文化庁の呼びかけ
で東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会(委員長:亀井伸雄東京文化財研究所
長・事務局:同研究所)が組織され、「文化財等レスキュー」(通称)という名前で活
動しており、全史料協もこの委員会に加わっています。
●全史料協は公文書等の救援に集中して活動しようと考えています。4月25日に打合会を
開き、近く東日本大震災臨時委員会(仮称)を起ち上げる準備を進めています。
●現在活動しているのは、被災地のある市役所の地下書庫に収蔵されていた、完全に水没
した大量の水損公文書等ファイルの救助です。当該市からの要請に基づき、被災文化財
等救援委員会と連絡調整しつつ、公文書等の救援活動を始めています。みなさんの協力
が必要です。
●今後、この行政機関にかぎらず、多くの被災公文書等、歴史資料、アーカイブズの救援
が必要になると予想されます。みなさんの援助が不可欠です。
●全史料協は協力願える機関会員の職員の方や個人会員の方の情報を当会として登録する
とともに、上記の被災文化財等救援委員会に提供しようと考えています。
●協力可能な方々は、全史料協レスキュー要員リストへのご登録を!
協力可能な方々は、全史料協事務局へ、名前・年齢・性別・所属・専門分野・過去のレ
スキュー経験・連絡方法(メールアドレス・携帯電話)をお知らせいただくとともに、
身分証明書用の写真(電子データ、4×3 p)をご送付下さい。
なお、いただいた情報は全史料協レスキュー要員リストへ登録するとともに、被災文化
財等救援委員会にも通知させていただきますのでご了承下さい。当面8月までの活動を
目処にしております。
● 登録・お問い合わせ先
E-mail:jsai.admi@gmail.com(全史料協事務局 京都府立総合資料館 福島幸宏)
● 参考
東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会 web サイト
http://www.tobunken.go.jp/japanese/rescue.html(現在は解散報告になっています)
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