記録遺産を守るために
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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研修会D
期日 
平成12年(2000)10月31日(火)午後1時
テーマ
市町村史編纂と文書館 [基礎コース]
講師
小松芳郎氏(松本市文書館)
内容
 自治体史編纂でめざしたもの、編纂事業全体の組織、事務局の役割、編纂の過程、事業の推進上とくに留意したこと、等について、公文書館法ができて2年後の平成元年に開始され、9年間に及んだ『松本市史』編纂事業の事例を紹介しながら述べたい。
 とくに、編纂における史料の調査・保存・活用のなかで、歴史資料として重要な公文書と私文書の取り扱いをどのようにしてきたのか、具体例を示しながら述べたい。
 また、「終わりのない」自治体史の編纂事業を、いかに文書館の設立にむすびつけていったのかを、松本市文書館設立に至る経過を踏まえながら述べたい。
 松本市文書館は、平成10年10月に開館して2年を経過しようとしている。開館以後の文書館業務のさまざまな取り組みを紹介し、文書館の在り方についても考えたい。また、文書館の現在かかえている諸問題にもふれたい。