全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

研修会B



期 日 平成13年(2001)11月7日(水)午前10時
テ|マ 近代市町村文書の特質 <発展コース>
講 師 西村 晃氏(広島県立文書館)
内 容   現在の市町村は、明治維新後の大区小区制下での戸長役場、連合戸長役場の後をうけた市制・町村制によって成立し、1953年の「町村合併促進法」にともなう大規模な合併を経ながらも、組織体として今日まで連続している。現存する市町村役場文書は、数次にわたる複雑な引継・移管や、保存年限満了にともなう選別・廃棄、あるいは災害や庁舎移転による亡失・廃棄を経て今日に至っている。
 旧町村役場文書という文書群の内部構造を理解するためには、文書を作成・授受する部署の所掌や、引継移管、亡失廃棄の過程などをできるだけ把握する必要がある。広島県の旧町村役場文書を整理した経験を踏まえ、その性格や整理上の問題点、目録編成のあり方などについて考えてみたい。


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