全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

視察Aコース 長野県立歴史館



期 日 平成13年(2001)11月9日(金)午前10時
意見交換会テーマ:地域史料の保存とネットワーク

コーディネーター :同館 樋口和雄氏





  長野県立歴史館は、平成6年11月、県史編さん史料の遺産を引き継ぎ、博物館的機能と埋蔵文化財センター機能・文書館機能をあわせもつ複合館として開館した。長野県は地域史研究が盛んであったが、逆に史料保存に弱い面があった。歴史館の開館を契機として、保存にも力を注ぎ、県史料協づくりへと展開してきている。将来の『長野県史現代編』の編さんにむけて、現代史料(行政文書を除く、団体文書等)の収集にも力を注いでいる。平成12年11月には人権啓発センターが併設された。 







  地域史料の散逸を防ぐために史料保存機関としてどう取り組んでいったらよいか、啓発の方法はどうか、長野県の状況を紹介しながら、全国の動きを学びあいたい。県史編さんで得られた地域史料情報をさらに確かなものにするための地域史料所在確認調査事業や複合館の利点を生かした県外流失文書の収集、情報のネットワーク化を話題にする。他県に所蔵されている史料の情報交換の実例などを紹介、意見交換したい。なお、話題提供として、群馬県の「史料保存の手引き」作成についてお話しいただく。


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