内 容 |
平成11年、情報公開法の成立による市町村レベルでの情報公開の条例化や、市町村合併など、近年、市町村レベルでの公文書の取り巻く環境は大きく変化しております。このような社会状況の変化に対し、いかに対応すべきかを近畿部会では、例会・テーマ研究会(公文書研究会・古文書研究会)で課題設定し、検討してきていますが、そこに集まる人々(会員)の所属・立場はさまざまで、おのずそれぞれの業務から歴史資料に対する考え方、意見も異なります。 本報告では、報告者自身が自治体史編さん事業から史料保存に関わった経験と、近畿部会などでおこなわれてきた史料保存に関する議論を参考に、近畿圏における歴史資料に関わる現状を実務レベルで整理し、そこから発生する課題をあげ、専門職のあり方を考えたいと思います。 |