全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

全体会4



期 日 平成14年(2002)10月17日(木)午前9時00分
テ|マ 氷見市史編さん室における史料保存の取り組み
報告者 氷見市史編さん室 高木場延定氏
内 容  
  昭和28年(1953)の町村合併促進法に基づき、市町村合併を行った地方自治体の多くが近年50周年を相次いで迎えています。『氷見市史』刊行事業も40周年の記念事業として立ち上げられ、現在全10巻の内、3巻を刊行し、続巻を編さん中です。氷見市は俗に100ケ村といわれ、ほぼ旧郡で一つの市を形成しています。氷見市史編さん室では、こうした広域な市域の悉皆調査を目指し、マイクロフィルムによる撮影・仮目録の作成などを実施してきました。旧村役人層の調査は勿論のことですが、とくに、旧加賀藩の藩政村は、現在も一つの区を形成しており、区有の記録を多く残し、調査の中心的対象でもあります。 また、編さん室では、現在統合の進む小中学校の学校沿革史等の学校関係資料の調査を行っているほか、旧町村役場の史料約3,000点が残されており、これを編さん室で管理するとともに、一部をマイクロ化して、個人・区有と並び近現代編の史料として活用しています。
 以上のような内容を中心に氷見市史における刊行事業とともに取り組むんできた史料保存活動について報告したいと思います。
  


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