全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

大会テーマ研究会(11月20日)



大会テーマ 21世紀の史料保存と利用 −歴史資料をいかに残すか−

テーマ設定の趣旨

 第29回全国大会は、「杜の都」である宮城県 仙台市で開催されます。
 21世紀の初めに設定された大会テーマ「21世紀の史料保存と利用」が3年連続することにな り、今大会はその最終年度になります。宮城大会は、昨年度の富山大会に続いて、市町村合併を中 心に据えた構成にしました。昨年度は、市町村合併に関わる公文書保存を訴えて、各種団体や都道 府県史料協が公文書保存に向けた要請文を出す等さまざまな取り組みが見られました。
 今年度は、まさに市町村合併の正念場を迎える時期だと言われています。富山大会で市町村合併 に伴う公文書保存の必要性を論議したところですが、その際に合併という契機ももちろんですが、 今後どのような公文書を保存すべきかというガイドライン的なものが求められました。そのため、 緊急かつ重要な課題として「歴史資料をいかに残すか」をサブテーマに掲げました。残すべき公文 書の判断基準をどのように考えるのか、そして自治体の特性を生かす公文書選別のあり方とは何か、 さらに、その評価・選別を担当する専門職員(アーキビスト)の養成については、今後どのような 方向性が考えられるのか等々、全史料協に求められている課題は決して少なくありませんが、参加 者の皆さんとともに考えていきたいと思います。




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