全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

全体会T




 平成15年(2003)11月20日(木)午前9時30分


 福井県文書館の設置経緯と今後の課題について


 福井県文書館  平野俊幸氏

 
 
  福井県文書館は、昭和61年度の基本構想策定以降、 計画の一時中断を経たが、移転新築の図書館と併設する形として平成7年度に基本計画策定に 漕ぎつけ、平成15年2月1日にようやく開館に至った。
 基本構想策定以来、10年以上にわたる曲折を経ることとなった要因には、全国都道府県における 情報公開制度の成立の動向が挙げられる。基本構想と基本計画の間でなされた公文書館としての位置 付けの変更、さらに単独館としてではなく、併設施設として設置する方針転換が、全国的には新設が 困難な中で、全国都道府県レベルで28番目の公文書館の設置に結実したものと考えられる。
  一方、解決し得なかった課題を若干積み残した中での文書館開館であることは否めないため、これ らの課題解決に向けてさらに前進することも求められる。
 



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