期日
平成16年(2004)10月28日(水)午9時30分
テーマ
大会趣旨
報告者
外務省外交史料館 山田宙子氏
内容
第30回の全国大会は、日本の文書館の発祥地である山口県で開催される。山口県文書館の歩んできた45年は、日本の文書館制度普及の歩みであった。この間、諸外国の文書館制度の紹介や「公文書館法」の施行により、公文書の歴史資料としての位置が定まり、都道府県を中心に文書館も各地に設置をみるようになった。しかし、日本の文書館を取り巻く環境は決して順風というわけではない。とりわけ近年は自治体財政事情の影響もあり、設置されている文書館の存在意義さえ問われようとしている。
しかし、情報公開や説明責任の流れのなか、個人や団体・地域社会の歩みを証明する文書・記録の管理と阪神淡路大震災を始めとする各地の震災や市町村合併、地域社会の変貌等による歴史資料保全が緊急の課題となって広く市民に認識されるようになっていることも事実である。
このようななか、私たちが求めてきたアーカイブズの原点を確認し、現状の記録管理や史料保存の動きを検証し、市民社会に望まれる文書館像を明確にすることが多くの人々に求められている。こうしたことから、全史料協30周年を記念し、文書館発祥の地である山口において「新しい文書館像を求めて」をテーマに全国大会を開催する。多くの参加と活発な議論を期待する。
しかし、情報公開や説明責任の流れのなか、個人や団体・地域社会の歩みを証明する文書・記録の管理と阪神淡路大震災を始めとする各地の震災や市町村合併、地域社会の変貌等による歴史資料保全が緊急の課題となって広く市民に認識されるようになっていることも事実である。
このようななか、私たちが求めてきたアーカイブズの原点を確認し、現状の記録管理や史料保存の動きを検証し、市民社会に望まれる文書館像を明確にすることが多くの人々に求められている。こうしたことから、全史料協30周年を記念し、文書館発祥の地である山口において「新しい文書館像を求めて」をテーマに全国大会を開催する。多くの参加と活発な議論を期待する。