記録遺産を守るために
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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全体会T 報告T
期 日
平成17年(2005)11月10日(木)9:45〜10:25
テーマ
文書館運営の新局面−広く県民に活用される歴史資料館をめざして−
報告者
(財)岐阜県教育文化財団歴史資料館 吉野光浩氏・吉田義治氏
内 容
 本館は、昨年4月1日、指定管理者制度の導入に伴い、県教育委員会文化課の所管から、財団法人岐阜県教育文化財団へと移管されました。
 本館は従来、行政資料・歴史資料及び民俗資料を収集・保存・研究・閲覧に供する施設でした。しかし、移管に伴い本館は、「文化振興」・「生涯学習」の拠点として、広く県民に親しまれる施設であるということが強調されました。そして、これまで通り従来の業務を遂行する一方、本館がより多くの県民の活用を図るための運営のあり方を求めて、本年は2年目となります。
 活用を図るための基本的な構えとして、普及活動に重点を置き、本館を内から開くこととしました。そのために、いろいろ試行錯誤しながら取り組んでまいりました。その一つとして、県内全域にある諸学校への積極的な働きかけを促進しました。その具体を、平成16年度事業の「夏期歴史教室とザ・信長展」と今年度展開中の「歴史サークル活動」等の事業について紹介することを通じて、館運営のあり方の側面を報告します。