記録遺産を守るために
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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全体会T 報告V
期 日
平成17年(2005)11月10日(木)11:20〜12:00
テーマ
電子化により資料の利用可能性を拓く−地域史編さんから文書館へ−
報告者
福井県文書館  柳沢芙美子氏
内 容
 行財政改革のもとで福井県文書館においても、利用促進は目標管理項目である。確かに利用者数は地域社会の文書館への理解を映す指標でもある。いかにより多くの利用者により多くの資料を利用してもらえるかは、文書館の情報提供の質を高める方向で取り組むべき課題であると考える。とりわけ文書館資料が、公文書・地域資料にかかわらず一般市民にとってなじみが薄く近づき難い側面をもっていることを考慮し、利用しやすい目録情報の提供、資料の利用可能性をひろげる様々な手立てが求められている。ここでは、こうした課題へのひとつの試みとして、当館のホームページ運営、資料群の情報を含む目録データベースの整備、県史編さんの成果をいかした職員による刊行物の電子化・一部資料の全文テキスト化など情報提供の現状と問題点について報告したい。