記録遺産を守るために
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
トップページ
研修会A
期 日
平成17年(2005)11月9日(水)10:00〜12:00
テーマ
文書館入門<基礎コース>
講 師
渡辺佳子氏(京都府立総合資料館)
内 容
 文書館・公文書館は、個人や組織がその活動の過程で作成し、または収集した記録を保存する施設です。そして、これらの情報資源を、住民の福祉の向上や新たな文化の創造、社会の発展のために役立て、未来に生かすことが、その重要な機能の一つであるといえます。昭和34年、山口県に日本で初めて文書館が設置されました。それから半世紀近く経った現在、文書館・公文書館は少しずつではありますが、着実に増加しています。特に近年、「公文書」をめぐる環境は大きく変化し、そうした中で、文書館・公文書館制度についてもマスコミ等で報道され、注目されるようになりました。今、あらためて、文書館・公文書館がなぜ必要なのか。どのような役割が期待され、そのためには、どのような機能が必要とされるのかについて考えてみたいと思います。