期日　

平成１８年（２００６）１１月８日（水） １３：００〜１５：００

テーマ

市町村合併と公文書保存 　＜発展コース＞

講師

田村　達也　氏（鳥取県立公文書館）

内容

　市町村合併時の公文書保存に対応するため市町村公文書保存支援事業が立ち上げられ公文書館に館員一名が増員になった。全市町村を訪問し合併前後の文書廃棄の停止を依頼し、同時に、文書管理や書庫の状況、旧役場資料の残存状況などを調査した。文書管理台帳すらないところもあり、旧役場資料についてはその存在が把握されていないところが多い。有期限保存文書については満了時の選別廃棄が行われず、書庫が満杯になっていることが目に付いた。廃棄リストを作成している市町村はまれであった。資料群によっては公文書館が借り受け調査した。この事業で状況はかなりわかったが、引き続き追跡調査を行う必要がある。