期日
平成19年11月20日(火)13:00〜15:00
テーマ
市区町村公文書館の現状と課題 −板橋区立公文書館を事例として−
講師
鈴木 直充氏(板橋区立公文書館)
内容
板橋区公文書館は、情報公開制度の準備過程で提起された公文書館構想を板橋区史編さん事業が後押しをして、平成12年4月に開設された。東京都の区市町村の中で現在唯一の公文書館である。
施設は、開設当初は「産文ホール」という区施設の6・7階を活用し、その後廃校になった小学校施設に引っ越した。いずれも複合施設であり、こぢんまりと施設運営をしている。
公文書の評価・選別・移管は、3つの段階を踏んでいる。(1)第一次選別(主管課が評価・選別)、(2)第二次選別(公文書館が追加的に評価・選別)(3)第三次選別(公文書館が移管文書を最終選別)であり、主管課と公文書館の連携のもとに一連の評価・選別・移管作業が行われている。
課題としては、(1)利用者が少ない(公文書館のPR不足)、(2)個人情報を含む公文書は30年で閲覧可(短すぎる)、(3)脆弱な施設(究極の保存施設としての耐火、耐震構造の施設ではない)
以上のように、板橋区公文書館は比較的スムーズなスタートを切ったが課題を抱えながら運営している。研修会にてそれらの実情を報告するが、皆様の参考になれば幸いである。
施設は、開設当初は「産文ホール」という区施設の6・7階を活用し、その後廃校になった小学校施設に引っ越した。いずれも複合施設であり、こぢんまりと施設運営をしている。
公文書の評価・選別・移管は、3つの段階を踏んでいる。(1)第一次選別(主管課が評価・選別)、(2)第二次選別(公文書館が追加的に評価・選別)(3)第三次選別(公文書館が移管文書を最終選別)であり、主管課と公文書館の連携のもとに一連の評価・選別・移管作業が行われている。
課題としては、(1)利用者が少ない(公文書館のPR不足)、(2)個人情報を含む公文書は30年で閲覧可(短すぎる)、(3)脆弱な施設(究極の保存施設としての耐火、耐震構造の施設ではない)
以上のように、板橋区公文書館は比較的スムーズなスタートを切ったが課題を抱えながら運営している。研修会にてそれらの実情を報告するが、皆様の参考になれば幸いである。