記録遺産を守るために 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

平成13年度編集出版委員会




[会議報告]

◇平成13年度第1回委員会
日 時 平成13(2001)年6月12日(火)午後
場 所 埼玉県立文書館
出席者 委員4名、事務局2名
欠席者 委員4名

審議事項及び結果
(1)平成13年度の年間事業計画
・年問事業計画等の検討。
・会報発行部数については、在庫が多すぎるので、今後検討していく。

(2)副委員長の選任と委員の増員について
・副委員長は決定できず。今後協議していく。・新たに改選した今年度の委貝数が昨年度までより少ないため、事務局より増員の打診を行う。

(3)会誌(『記録と史料』第12号)の構成について
○特集について
・最近、新たに文書館が設立される動きが見られる。近年設立された各館の概要をふまえ、設立の目的や理念、経緯等を明らかにすることにより、21世紀を迎えた文書館の役割等も見えてくるのではないか。→1996年の会誌で「市町村文書館の創造」という特集を組んでいる。1997年以降に開館した館を対象として原稿を依頼する方向で特集を進めることに決定。
○研究、世界の窓、アーキビストの眼、アーカイブズ・ ネットワーク、書評と紹介等
・次回の委員会までに各委員に掲載情報や執筆者案を出してもらう。
○資料ふあいる
・専門職問題委員会のアンケートの分析結果を載せたらどうか。
○会員刊行物情報
・情報は各委員が提供する。
○全史料協この一年、全史料協刊行物情報

(4)会報(第57号)の編集について

・発行に日程を厳守する方向で刊行していかないと、会員への情報提供不足となる。
・各号とも16〜24頁立て程度に平均した方がよいのではないか。
・第57号の内容は、新会長あいさつ(全史料協会長)、委員会組織の改編(全史料協事務局)、全国大会の案内(大会企画委員会)、委員会レター(各委員会事務局)等とし、事務局から各委員会等に原稿執筆依頼する。
・高橋実氏からの投稿原稿(敗戦時の軍の文書焼却について)については、掲載を可とする。このような内容の原稿が各号に載せられるとよい。

(5)「文書館論集」の刊行について
・この業務については、小委員会が担当しており、前年度からの引き続きであるので、後日改めて事務局が連絡をとり、進めていきたい。

(6)その他
○会誌、 会報の印刷業者について
・前事務局の印刷単価などを参考にして、事務局が選定する方向に決定。
○ホームページの運営・意見について
・ホームページの管理運常に関する規程は今後検討していく。ホームページ管理・更新に関わる経費・負担等についても、検討していきたい。
・過日開催された全史料協役員会で、タイムリーな情報をホームページで会員に提供していけるとよいという意見が出た。そのためには、各委員会等から新しい情報がタイムリーに人ってくるような仕組みをつくらなければならな
い。委員会レターの随時更新等が必要である。
○ホームページヘのリンクについて
・要請があった件については、協議の結果承諾した。
○会誌掲載の論文の転載について
・通知があった件については、了承した。



◇平成13年度第2回委員会
・日 時 平成13年7月16日(月)午後1時30分〜6時
・場 所 東京都公文書館
・出席者 委員5名、オブザーバー1名(五島敏芳・国文学研究資料館史料館)、事務局2名
・欠席者 委員2名
・審議事項及び結果

(1)平成13年度の年間事業計画の確認
 ・第1回委員会で協議した本年度の年間事業計画の再確認。

(2) 副委員長の選任と委員の増員について
  ・副委員長の選任の件は、9月に保坂裕興氏(駿河台大学)が帰国してから再度協議する。
 ・委員の増員の件については、第1回委員会で増員した方がよいとの協議結某をうけて、事務局より国立史料館勤務の五島敏芳氏に打診したところ内諾を得た。今回はオブザーバーとして出席いただいたが、今後正式な手続きを行いたい。

(3)会誌(『記録と史料』第12号)の構成について
  ・原稿の締切日は11月末日とする。原稿依頼については、各担当委員が執筆者に内諾をとっていただき、その後、事務局より正式な執筆依頼を送付する。

  ○特集について
・特集は「新たな文書館にみる理念と目的」(仮)で進めることに決定。1997年以降の開館の施設で依頼先候補は約10館程度。また、執筆枚数は、各館の基本的な概要のデータシートも含めて8頁程度とする。記述形式は論文形式で、単なる館の紹介ではなく「館の理念・目的・機能」を中心に記述してもらう。
  ○研究
  ・研究については、ストック原稿もないため今回は見送る。原稿締切日までに投稿があれば、審査する。今後、研究論文については各編集委員などに投稿を呼びかけてもらう。
 太田委員より提案のあった会誌の研究と会報(「大会特集号」)との内容調整(「大会特集号」をr記録と史料』に変更する)に関する案については、今年度のスケジュールでは不可能なため、来年度の予定を策定する際に再度協議する。
  ○アーキビストの眼
  ○アーカイブズ・ネットワーク
  ○書評と紹介
  ・以上の3項目については、出された執筆候補対象について検討した。ただし、まだ数が少ないので後日候補を各委員から事務局へ連絡してもらう。
  ○世界の窓(太田委員案参照)
   アメリカ中小都市の文書館について森田貴之氏に依頼することに決定。
  ○資料ふあいる
   専門職問題委員会のアンケートの結果解説は、会誌ではなく会報に掲載する予定。
  ○会員刊行物情報
  ○全史料協この一年、全史料協刊行物情報・以上の2項目については、後日編集作業を行う。

(4)会報(第57号)の編集について
・第1回委員会で決定した案で編集することを確認。

(5)会報(第58号)の編集について
 刊行予定日は10月末。委員会レター中心。
 大会開催に関係する記事を掲載する。大会企画委員会及び主催者の長野県関係者と連絡調整のこと。「会員異動」等の扱いについては今後検討。

(6)その他
「記録と史料」の寄贈依頼の件について協議。
委員会組織の変更などHPの変更要請について報告。事務局(束京都)と連絡の上、東京都が対応し高木委員が更新することで対応済み。
HP(ホームページ)の運営については、HPへの意見が編集出版委員会のみでは判断できない内容のものが増加しているので、今後の対応については、会長事務局と調整する必要がある。

「記録と史料」への広告掲載希望について協議。
次回委員会日程・場所:11月7日〜9日のうちで全史料協全国大会の長野会場近辺で開催する予定。



◇平成13年廣第1回編集出版委員会小委員会
日 時 平成13年9月19日(水)午後1時30分〜4時
場 所 国文学研究資料館史料館
出席者  委員3名1安藤正人(国文学研究資料館史料館)、鈴江英一(国文学研究資料館史料館)、高橋実(作新学院大学)
    事務局2名
欠席委員:青山英幸(北海道立文書館)、保坂裕興(駿河台大学)

・審議事項及び結果
(1)企画についてのこれまでの経過
 『文書館論集』(仮)の編集・刊行は、口本における文書館に関する研究の軌跡を、原典で提示することを意図した企画である。収録論文は、1997年までに発表された文書館の運営や記録史料の取扱に関する理論と技法の論文の内、研究史上意義があり、今後も参照されるべきものを選定する企画であり、既に具体的な企画書はほぼ確定していた。今年度はこの刊行を具体化する。
・事務局の方で、すでに掲載論文執筆者及び雑誌発行元に掲載承諾手続きの依頼事務を始めたが、何人かの故人については、連絡先がわからないので承諾依頼ができない状況である。継続調査する。
 出版社からの出版条件や定価及び献本先等について検討した。今後も検討する。

(2)今後の編集出版計画について
平成14年春には出版するスケジュールが了承された。

(3)解説執筆分担について
総論及び1〜5章の解題についての執筆担当者を決定した。執筆者はすべて小委員会委員である。

(4)校正分担について
・本文校正については、小委員会委員のほか編集出版委員に分担して協力してもらう(1月頃)。次回の編集出版委員会で事務局が各委員に依頼する。
・執筆者の校正はなし。あらかじめ、執筆者には、誤記・誤植等があれば知らせておいてもらい、各担当が修正する。内容の変更等は認めない等の校正の基本方針について検討した。

(5)その他
次回委員会日程:平成14年1月28日(月)か30日(水)を予定。



◇平成13年度第3回委員会

日 時 平成13年11月9日(金)
会 場 長野県立歴史館 会議室
出席者 委員:4名(欠席委員6名)、事瀦局:2名

会議の概要
審議・報告事項
(1)新任委員の紹介
・今年の夏以降に、編集出版委員として正式に五島敏芳氏(国文学研究資料館史料館・個)、保坂裕興氏(駿河台大学・個)の二人が増員された旨の報告が事務局よりあった。

(2)会誌(「記録と史料」第12号)の編集状況について
・今年の1O月末段階での執筆依頼状況 について説明があり、必要に応じて協議した。
・問題点としては、研究論文のストックがないことで広く募集していく必要がある点が指摘された。他に、資料ファイルや書評欄に掲載する候補について検討した。

(3)会報(第59号)(第60号)の編集について
・従来の刊行順では、(第59号)が大会特集号で(第60号)が通常の会報であったが、編集の関係上、大会特集号が刊行できるのは来年3月頃であるため、今年度は(第60号)を大会特集号として3月に刊行予定とし、通常の会報として(第59号)を2月頃刊行したいという事務局説明があり、了承された。
・第60号(大会特集号については、すでに報告者・記録者等に11月8日大会会場で依頼済みである旨の報告があった。なお、新規に総会の来賓あいさつを行った国立公文書館の理事・大濱徹也氏の原稿を掲載させていただけるように、事務局より依頼することになった。

(4)『文書館論集』(仮)の校正について
・編集出版委員会小委員会では『文書館論集』の刊行にむけて、編集が進められているが、その掲載候補論文の校正を編集出版委員会の委員の方々にもお願いしたい旨の提案が、9月19日の編集出版小委員会でなされ た。その席で掲載論文の初校校正を来年1〜2月頃に各委員で分担してお願いしたいとのことであった。この件につき協議した結果、了承を得た。



◇平成13年度第4回委員会

日 時 平成13年12月19日(水)
会 場 群馬県立文書館
出席者 委員:4名(欠席委員6名)、事務局:3名

会議の概要
審議・報告事項
(1)会誌(『記録と史料』)第12号の編集状況について
・特集・研究等掲載予定原稿について事務局に届いたものを編集委員が検討した。特集「新設館が描く文書館像」の論考6本については内容も単なる館の紹介と課題のみに止まらず、おもしろいものであるとの意見があった。
・「全史料協この1年」「会則」等の掲載の必要性について検討した。不要なものは掲載しない方向となった。

(2)会報(第59号)の編集計画について
・長野大会要請書(「市町村含併時における公文書等の保存について」)は、総務大臣宛に提出したものの掲載を会長事務局より依頼されている。
・国文学研究資料館史料館の統含問題の要望書については、経過について説明、記述する必要があり、会長事務局 に依頼した。今までの経緯とその後の経過については当該機関である史料館の職員(個人会員)が投稿したいとの要望がある。
・委員会レターについては、今年10月〜12月までの報告を各委員会に依頼したい。
・専門職問題委員会から「記録史料学等の開講に関する調査」報告書を会報No.59と一緒に会員あて送付してほしい旨の連絡が有り。了承された。

(3)会報(第60号〜長野大会特集号〜)の編集について
・現在までに4本の原稿が事務局に届いている。

(4)その他
イ 会誌(『記録と史料』)第13弓の刊行計画について
・刊行時期をいつにするか検討した結果、13号については12号と同じように来年3月末とすることに決定したが、今後は、会報(大会特集号)のぺ一ジ数の増大、刊行時期が重なる等の問題もあり、時期や刊行スタイル等も含めて検討することになった。
・研究論文のストックが豊富にあれば早期刊行が'日∫能であるため、ストックを増やしていく努力をしていく必要がある。
ロ HP(ホームページ)の管理・運営について
・メールの送付先は、会長事務局に直接送れるように今後事務局より要望したい。
・HPの管理・運営に ついては、会誌、会報の役割分担の見直しを含めて、今後編集出版委員会として検討していきたい。この点については次回役員会でも話題として提出したい。



◇平成13年度第5回委員会

日 時 平成14年2月8日(金)
     午後1時〜4時
会 場 埼玉県立文書館
出席者 委 員:4名(欠席 委員6名)、事務局:2名

審議及び報告事項
 会誌(『記録と史料』第12号)の編集状況について
  ・執筆者校正は1回とする。
 会報(第59号)の編集計画について
  ・1ページ目の長野大会での要請書・要望書の説明は、会長事務局が執筆した。
  ・史料館問題の要望書に関しての史料館職員(個人会員)執筆の原稿について検討した結果、改めて史料館内で内容を検討してもらい、史料館側からの説明であるということを明示したい。
 会報(第60号〜長野大会特集号〜)の編集について
  ・写真は大会事務局から提供してもらい掲載する。
 平成14年度の事業計画について
  ・会誌、会報の刊行時期と編集委員会の開催日程について審議し、了承された。
  ・副委員長については、今年度欠員が続いていたが、来年度保坂裕興委員が引き受けていただけることになった。
 会誌(『記録と史料』第13号)の編集計画について
  ・特集のテーマは、やはり情報化の問題について取り上げなければならない時期に来ているのではないか。
 その他(ホームページについて)
  ・HPにお知らせ欄を設け、機関会員の展示開催情報など載せたり、会報にもHPに掲載したお知らせやHPの運用方法などを掲載する件について、今後検討していく。



◇平成13年度第2回編集出版委員会小委員会〈『文書館論集』(仮)関係〉

日 時 平成14年1月28日(月)午後1時30分〜4時30分
会 場 国文学研究資料館史料館
出席者 委員:4名(欠席 委員1名)、事務局:2名

審議事項及び結果
 編集状況について
  ・編集スケジュールについては前回の会議で決定したものを確認した。
 今後の本文編集計画について
  ・第1章掲載予定の2本の論文が単行本収録のため外れ、1本が承諾がとれないので外すことになった。
  解説原稿の検討について
  ・出席各委員から各章ごとの解説原稿の柱(項立て)について発表された。各章解説の重複を避けるため原稿案ができたらメールで各委員に送付し検討、意見交換を図る。
  ・各部、各章のタイトル(章題名)についても収録論文の内容を見て見直し再検討の必要がある。
 今後の編集・印刷スケジュールについて
  ・収録論文について誤字・脱字があれば各執筆者から事務局宛に知らせてもらう。
  ・もし執筆者から事実誤認等の指摘があった場合については小委員会で採用、訂正するか決定する。
  ・正式な書名については各章のタイトル(章題名)が決まってから検討する。
 その他
  ・全委員が集まる小委員会は今回で最終とする。あとは、それぞれ電子メール等のやりとりで進めていく。


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