平成11年度第1回委員会 ○日時 1999年5月27日(木) ○場所 東京都公文書館 ○出席者 委員5名、事務局2名 欠席者 委員1名 ○審議事項及び結果 (1)第3期(平成11・12年)委員及び事務局について 委員長 高野 修(元藤沢市文書館館長) 委 員 高橋 実(作新学院大学) 本井晴信(新潟県立文書館) 鈴江英一(国文学研究資料館史料館) 鈴木邦男(大和市史編さん室) 石原一則(神奈川県立公文書館) 事務局 安 典久・樫村 毅(茨城県立歴史館) ※副委員長を高橋実氏(当日欠席)に要請する。 (2)前委員会からの引継事項について 前委員会からの懸案事項として @会則改正及び組織問題について A情報公開法への対応について B公文書館法及び国立公文書館法案問題について
の3項目がある。今年の全国大会(新潟県)において、会則改正及び組織問題について、何等かの報告(委員会としての指針)をする予定になっている。 (3)今年度の委員会運営について @年4回の委員会を開く。 A委員会の最大課題は、前委員会からの懸案事項である「会則改正と組織問題」とする。 (4)会則改正及び組織問題について @改正の選択肢としては以前から次の3つが考えられている。 ア 現行規程を手直しして、不備を是正する。(神奈川提案等) イ 法人化を想定して会則を改定するが、当面法人化はせず、検討を継続する。 ウ 法人化を継続して検討し、法人化する時に会則を改正する。 現段階において、法人化は可能性が極めて低い。(基本財産、専任事務員、公的機関の取扱等)現実的には、アを検討することが妥当である。まずは業務の見直し、組織の拡充等の現実的な問題に取組む。その手順として、今年3月に実施したアンケート結果を委員会で検討する。
A4年を経過した委員会制度の総括をする必要がある。各委員会の課題や展望等の自己評価を通して、委員会制度の功罪を
明らかにする。5月末日までに原案を作成し、6月中旬に各委員会へ発送する。回答を次回の委員会で検討する。 (5)情報公開法への対応について 情報公開法案作成の際に、総理府が各省庁の文書管理の実態を調査した報告書を出している。これを検討した上で、当委員会の対応を考える。 (6)国立公文書館法成立について(石原委員の報告) 内容は国立公文書館が法律によって認知され、三権の文書を保管することができるというものである。ただし文書の引渡しについては双方の合意が前提である。法案成立に関して、全史料協と地方史研究協議会等との懇談会を計画している。 [活動報告]
全史料協が委員会制度を発足させて4年が経過した。組織問題を検討する上で、委員会制度の評価も重要であると考え、各委員会に自己評価をお願いすることにし、現在回答を回収中であり、次回の委員会で検討する予定である。
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