全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】

平成15年度 研修・研究委員会





平成15年度第1回委員会
□日 時 2003(平成15)年6月5日(木)
□場 所 神田もんじょ箱資料保存情報室
□出席者 委員7名(欠席2名)、大会企画委員1名(水口委員)

□審議事項及び結果
1.新事務局(委員長)・新任委員の紹介
@新事務局は広島県立文書館。安藤福平委員長、西村晃事務局員。
A新任委員は金原祐樹委員(徳島県立文書館)と鹿毛敏夫委員(大分県立先哲史料館)。

2.研修・研究委員会運営要領の確認

3.新副委員長の選任〜伊藤然委員

4.前回議事の確認

5.宮城大会研修会(11月19日)の立案
@今年度は従来どおり研修会を実施する。大会簡素化の意見もあり今後は検討課題。
A基礎コースと発展コース等の枠組〜研修会は基礎的なテーマが中心となるべきである。したがって今年度は、基礎コース2と発展コース4とする(うち1つは参加型の意見交換会方式を取り入れる)。
B研修テーマと講師候補者の選定〜
  A石原一則氏「文書館入門」〔基礎〕、
  B益田宏明氏「市町村の文書管理」〔発展〕、
  C未定「未定」〔発展〕(後に、尾立和則氏「記録史料のコンサベーションの現在」と決定)、
  D小川千代子氏「公文書館職員の仕事」〔基礎〕、
  E保坂裕興氏「海外における文書館学の動向」〔発展〕、
  F柴田知彰氏「文書館の普及活動を考える」〔発展・意見交換〕(参加型の意見交換会方式とし、意見はまとめない)。
C担当委員の決定(講師の依頼、司会・記録者の選定と依頼)

6.全史料協・企業史料協・大学史料協第2回合同研究会の構想
@開催時期と開催場所の設定〜今年度の担当は全史料協、開催時期は年度後半。

7.研究プロジェクトUの設定

8.その他
@第2回委員会の設定について〜11月18日(火)に仙台市で実施する。




平成15年度第2回委員会
□日 時 2003(平成15)年11月18日(火)
□場 所 仙台国際センター小会議室7
□出席者 委員6名(欠席3名)

□審議事項及び結果
1 宮城大会研修会の諸準備
  会場・役割分担・進行次第・関係者事前打合せ事項・視聴覚機器・昼食会場等の確認を行った。

2 全史料協・企業史料協・大学史協第2回合同研究会の計画 ・ 日 時 1月下旬
・ 講 演 記録管理とアーカイブズ―国際標準規格15489及び日本標準規格9020をめぐって―
・ 講 師 小谷允志さん(日本レコードマネジメント株式会社・記録管理学会会長)
・ 場 所 千葉県文書館(予定)
・ 概 要 2001年9月、国際標準化機構(ISO)は記録管理の国際標準規格ISO15489を公表し、 文書の発生から最終処分までを適正に管理する基準を示した。この規格がわが国でも適用されることになり、 日本標準規格JIS9020として公表されることになった。今回公表された本規格は、現用の記録管理のみならず、 現用保存期間満了後の歴史的な文書等(アーカイブズ)の保存についても言及する。 今後、あらゆる団体・組織は、日本標準規格9020に適合した記録管理を進める必要が生じ、 その最終処分として歴史的文書等への対応も迫られることになる。JIS 9020の作成に関わってこられた小谷さんに、 ISO15489及びJIS 9020の概要についてご報告いただくとともに、行政・企業・大学・団体等を問わず 21世紀の新しい記録管理とアーカイブズのあり方についてご提言いただく。

3 研究プロジェクトUの設定
・ 今後も引続き検討する
4 研究会・研修会の後援の承認について
(1)国立民俗学博物館 国際シンポジウム「紙の若返りを考える」 (11月23日〔日〕於昭和女子大学)の後援依頼を審議した結果,後援することを決定した。
(2)「情報専門職の養成に向けた図書館情報学教育体制の再構築に関する総合的研究」 主催「美術館・博物館、文書館の情報専門職制の開発と養成―現状と課題」研究集会 (11月15日〔土〕於慶應義塾大学三田キャンパス)の後援依頼を審議した結果,後援することを決定した。

5 その他
・ 第3回委員会の設定について
  11月19日(水)に仙台市で実施する。



平成15年度第3回委員会
□日 時 2003(平成15)年11月19日(水)
□場 所 仙台エクセルホテル東急ロビー
□出席者 委員5名(欠席4名)

□審議事項及び結果
1 宮城大会研修会の結果と反省
(1) 参加者は,A:56名,B:96名,C:60名,D:106名,E:47名,F:70名
(2) 内容は,おおむね好評であった。
(3) 初の試みであったFの意見交換会は思いのほか活発な意見交換が行えた。
(4) 詳しい分析は事務局がアンケートをもとに行い、第4回委員会で報告する。

2 研修会のあり方について
・ 大会開催と切り離して研修会を行うことは,関東・関西以外では不可能であり、 大会開催時に研修会を開催するという現在の形式には意味があることを確認した。

3 その他
・ 第4回委員会の設定について
  1月の合同委員会に併せて実施する。



平成15年度第4回委員会
□日 時 2004(平成16)年1月23日(金)
□場 所 千葉県文書館多目的ホール
□出席者 委員3名(欠席6名)
  *欠席者多数のため、委員会開催にネット上で意見交換を行った。

□審議事項及び結果

1 全史料協・企業史料協・大学史資料協第2回合同研究会の諸準備
  ・会場・視聴覚機器・受付・司会・挨拶・記録等の確認を行った。

2 宮城大会研修会の反省

@受講者アンケートの集計結果〜経験年数の少ない人が業務上の必要から参加するという傾向は依然として読み取れる。 また、ベテランを意識した「参加型意見交換会」も好評であった。
A電子文書に関する研修要望が目立つ。

3 山口大会研修会の構想
@実務者が多く参加するので、文書館学的な講義より、実務者レベルに近い内容の研修が望ましい。
A日程の都合上、1時限4コマとなる予定である。

4 研究プロジェクトの推
・今後も引続き検討する。

5 平成15年度事業報告・決算と平成16年度事業計画・予算案
@事業報告・決算案〜委員会の開催(4回)、研修会の開催(宮城)とテキストの編修・発行、 合同研究会の開催(千葉)、他機関の研修会・研究会の開催(3件)〜事務局作成原案を了承する。
A事業計画・予算案〜今年度と同様の事業を行う。次年度の合同研究会は大学史資料協に依頼する。 山口大会研修会の会場費が減少する見込であることから、予算は低く抑えた。
  〜事務局作成原案を了承する。

6 後援の承認について
・人文科学とコンピュータシンポジウム(じんもんこん2003、テーマ『デジタルアーカイブ−情報資源の活用と 共有の深化をめざして−』、12月17日(水)〜18日(木)、於国立歴史民俗博物館)の後援依頼を審議した結果、 後援することを決定した。



[全史料協・企業史料協・大学史資料協第2回合同研究会報告]
・日 時 1月23日(金)13:30〜17:00
・講 演 記録管理とアーカイブズ―国際標準規格15489をめぐって―
・講 師 小谷允志さん(日本レコードマネジメント株式会社・記録管理学会会長)
・場 所 千葉県文書館6階多目的ホール
・内 容 会報66を参照
・参加者 68名(全史料協44名、企業史料協17名、大学史資料協7名)


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