記録遺産を守るために 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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平成11年度 全史料協事務局




平成11年度第1回役員会

○開催期日:平成11年5月13日(木)
○開催場所:神奈川県立公文書館
○審議事項
報告・協議事項の概要は以下のとおりであるが、委員会報告については、各委員会欄も参照いただきたい。

〈報告事項〉
(1)前回役員記録報告(略)

(2)会員現況報告
平成11年4月30日現在の会員数は、機関会員154、個人会員291の計445。会費の納入状況は、納入者412(納入94%)となっている。

〈協議事項〉

(1)平成10年度事業報告及び決算・監査報告について
事務局から平成10年度の事業報告の説明とともに、監事から事務局及び各委員会ごとの平成10年度会計書類の監査結果について適正に処理されている旨の報告があり、了承された。

(2)平成11年度担当理事及び委員について
事務局から平成11年度の役員等について次のとおり提案され、了承された。
会 長: 竹口秀夫(神奈川県立公文書館長)
副会長:山竹英夫(東京都公文書館長)
    高野 修(元藤沢市文書館長)
    當山善堂(沖縄県公文書館長)
理 事:関井隆之(北海道立文書館長)
    小山十士(秋田県公文書館長)
    篠崎学美(栃木県立文書館副主幹)
    高橋 実(作新学院大学教授)
    田中康雄(群馬県立文書館長)
    吉田於菟彦(埼玉県立文書館長)
    高橋藤男(千葉県文書館長)
    鈴木恒夫(学習院大学史料館長)
    高木俊輔(国立史料館長)
    安田岩男(横浜開港資料館長)
    小松芳郎(松本市文書館長)
    岡崎久次郎(新潟県立文書館長)
    鉾井政弘(富山県公文書館長)
    鈴沖勝美(愛知県公文書館長)
    入江錫雄(京都府立総合資料館歴史資料課長)
    立花秀浩(和歌山県立文書館長)
    長澤 洋(広島県立文書館研究員)
    宮本典彦(山口県文書館長)
    逢坂俊男(徳島県立文書館長)
    松本秀政(香川県立文書館長)
    西来路秀彦(大分県公文書館長)
監 事:小松徳年(茨城県立歴史館資料部長兼行政資料室長)
    小川俊雄(岐阜県歴史資料館長)
なお、顧問、参与については、前期に引き続き岩上妙子先生を顧問に、吉本富男、佐久間好雄両先生に参与にそれぞれ就任をお願いすることとした。
また、各委員会の委員については、まだ第1回の委員会が開催されていないところもあるので若干の変更がありうることもあわせて了承された。
(注)上記役員は、平成11年5月現在のもので、その後、人事異動(6月)等により会長職の神奈川県立公文書館長(岩崎純夫氏)、副会長職の東京都公文書館長(高澤利弘氏)など役員の一部に変動がある。

(3)平成11年度事業計画及び予算について
事務局から平成11年度の事業計画及び予算案が提案され、了承された。

(4)第25回全国大会(新潟大会)について
日程については、第1日目に研修会、自由テーマ研究会を開催し、懇親会も第1日目に行う。地元の参加を期待する。
自由テーマ研究会の募集は、6月の第1回案内で行う。

(5)委員会提案について
研修・研究委員会
研修会のテーマについては、@「文書館の役割、公文書の管理、地域史料の収集・保存」A「史料の保存修復・情報公開・市町村史編さんと文書館」を予定している。
専門職問題委員会
視野を広げて中・長期の活動計画を立てたい。アンケート調査の結果については、会報に掲載予定。
大会企画委員会
マイケル・ローバー氏の講演の進行は、国際交流委員会にお願いしたい。講演がスムーズに進むよう総会では来賓として紹介したい。
関東部会
5月18日に総会が開催され、事務局は新潟県から群馬県に交代。
近畿部会
5月27日に総会が開催され、事務局は和歌山県から京都府に交代。
その他
「浜坂町歴史資料を守る会」からの歴史資料保存推進のお願いに対する今後の対応については、各役員から、「全史料協は運動体ではあるが、協議会として町に要望することは如何か。」、「協議会としては、運動の進め方や資料の提供などの形で相談にのることはできる。」、「近隣にも経験者がいるので、そうした人を紹介することはできる。」 といった意見が出された。
今後、こうした意見等を踏まえ、近畿部会とも連絡をとりあって回答することとなった。

次回の役員会は、平成11年9月上旬、茨城県で開催予定



第2回役員会
平成11年度第2回役員会は、役員等31名が出席し、平成11年9月8日(水)に茨城県立歴史館において開催された。
平成11年6月に人事異動があり、岩崎純夫氏(神奈川県立公文書館長)が新会長に、高澤利弘氏(東京都公文書館長)が新副会長に就任した。
報告・協議事項の概要は、以下のとおりであるが、委員会報告については、各委員会欄を参照していただきたい。

〈報告事項〉
(1)前回役員会記録報告(略)

(2)会員現況報告
8月31日現在の会員数は、460。会費の納入状況は、納入者343(納入率75%)。

(3)「国立史料館」の現状について、高木俊輔氏(国立史料館長)から報告があり同館の移転、予算減、事務官の減等を含む独立行政法人化の問題が提起された。全史料協としてどう取り組んでいくのか自治体も同様な問題を抱えており難しい問題であり、組織・法制委 員会で検討してもらい、次回の役員会でも取り上げることとした。

〈協議事項〉

(1)第25回全国大会(新潟大会)については、9月7日現在247名の出席見込みがあり、10月27日から3日間の具体的日程について説明があった。

(2)委員会提案について
 〈研修・研究委員会〉
講習会等の開催を促進する目的で会員の共通課題を取り上げ、調査、研究を行い必要な事項を定めるために、研究課題の設定、チームの編成、成果の報告、期限の設定等を内容とした「課題研究(プロジェクト)推進要綱(案)」について提案説明があり、了承された。

〈国際交流委員会〉
「EASTICA憲章改正提案への対応について」提案説明があり了承された。
来年のICA大会は、スペインで開催されるが、ツアーを組んで派遣することの要望があった。

(3)岩上妙子顧問の辞任願出の取扱いについて
岩上氏の辞任願出について報告があり、ご本人の意志は固いが、顧問としていただく意義は大きいので慰留に務めることとした。

〈その他〉
(1)次回の役員会は、来年の2月に首都圏で開催することとした。
(2)来年度の全国大会は、大分県に要請していたが大分県では、開催に向け内部手続きを進めているということであった。


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