記録遺産を守るために 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会【全史料協】
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平成15年度 全史料協事務局





[会議報告]

平成15年度第1回役員会

日 時 平成15年5月22日(木)14:30〜18:00
場 所 北海道赤れんが庁舎2階
出席者 20名

1 第15期(平成15・16年度)役員等の選任について
  会長事務局から、理事・監事・委員会委員長・地域部会担当理事・委員会委員の選任について、資料に基づいて説明があり、承認された。

2 報告事項
(1)平成14年度第3回役員会会議報告
      前会長事務局(東京都公文書館)から資料に基づいて報告した後、役員の調整経過について質問があり、 前会長及び新会長より新役員の内定が遅れた状況や新会長事務局の対応についての説明を行った。

(2)会員現況及び平成14年度会費納入状況報告
   会長事務局から資料に基づいて報告。会費2か年以上の未納者3名について、会則第4条第4項ただし書きの規定により退会処分としたことを報告。

(3)委員会報告
   総務委員会、大会企画委員会、専門職問題委員会、資料保存委員会、研修・研究委員会から、 それぞれの活動状況を資料に基づいて報告。編集・出版委員会前委員長から『日本のアーカイブズ論』の発刊について報告。

(4)地域担当理事報告
   関東部会から資料に基づいて報告があり、近畿部会は役員欠席のため資料の提出があった。

3 協議事項
(1)平成14年度事業報告及び決算報告について
   前会長事務局から資料に基づいて説明。続いて、大和谷監事(鳥取県立公文書館長)から監査結果について報告がなされ、承認された。

(2)平成15年度事業計画及び予算案について
   会長事務局から資料に基づいて説明があり、原案のとおり承認された。

(3)第29回全国大会(宮城大会)について
   大会企画委員長から開催要領・大会日程・会場案について資料に基づいて説明があり、 細部は委員会が詰めることとし、基本線が承認された。

(4)市町村合併時における公文書の保存を求める声明文(案)について
   大会企画委員長から、委員会で作成した声明文案及び配布先についての説明があり、発信の時期・方法、声明文の内容、調整方法などについて議論され、 今後、会長事務局が調整することになった。

(5)第30回全国大会(平成16年度)の開催地について
   第30回全国大会の開催地を山口県とすることが承認された。

(6)他団体との共催、後援のあり方、ルール作りについて
   全史料協名義による他団体行事への後援等についての統一的な基準を会として再検討してはどうかとの提案があり、 今後の検討課題とすることが了承された。

4 その他
(1)「日本アーカイブズ学会(仮称)発足に向けてのご挨拶」について
   当日欠席の高埜理事より役員あてに、上記文書が届けられている旨報告された。

(2)その他
   小川副会長から、ICA/SPAシカゴ会議の成果が報告されるとともに、 「歴史資料として重要な公文書の適切な保存・利用のための研究会」が内閣府に設置されたとの情報が寄せられた。

〔報  告〕

第15期(平成15・16年度)会長等の選出 について

 会長選出方法と会長の任期に関しては、平成12年9月7日に開催されました第13期全史料協平成12年度第3回役員会で、 以下の点が最終的に決まりました(『会報』56)。
 @全国を3ブロックに分け、それぞれの互選により副会長を1名選出する。
 A次期会長については、副会長を基本におきながら選出を考えていく。
 B会長の任期については「1期を2年とし、2期を限度とする」旨を会則に明記する。

 第1点目の3ブロックは、次のように区分されております。

Aブロック
北海道立文書館、秋田県公文書館、福島県歴史資料館、茨城県立歴史館、
栃木県立文書館、群馬県立文書館、埼玉県立文書館、千葉県文書館、
新潟県立文書館、宮城県公文書館(平成14年度から)
Bブロック
東京都公文書館、神奈川県立公文書館、長野県立歴史館、岐阜県歴史資料館、
愛知県公文書館、富山県公文書館、和歌山県立文書館、鳥取県立公文書館
Cブロック
京都府立総合資料館、大阪府公文書館、兵庫県文書課、広島県立文書館、
山口県文書館、香川県立文書館、徳島県立文書館、大分県公文書館、
沖縄県公文書館

第14期(平成13・14年度)役員に関しては、この3ブロックのうち1ブロックから会長1名、
3ブロックから副会長各1名を選出し、第15期(平成15・16年度)はAブロックから会長、
B及びCブロックから副会長1名を選出し、それ以降Bブロック次いでCブロックから会長を、
それ以外のブロックから副会長各1名を選出することが、役員会の申し合わせ事項として了承されました。
 第3点目の会則に関わることは、同年の総会に提案され議決されております。



平成15年度第2回役員会
□日 時 平成15年9月26日(金)13:30〜18:00
□場 所 全国町村会館
□出席者 23名(代理3名を含む。)

1 第15期(平成15・16年度)役員の変更について
各機関の人事異動に伴い、会長職の北海道立文書館長 山田准司が高澤正良に、理事職の東京都公文書館長 太田雄二郎理事が久我憲一に変わったこ とが紹介された。

2 報告事項
(1)平成15年度第1回役員会会議結果報告
  事務局から資料に基づいて報告。

(2)会員の現況及び平成15年度会費納入状況報告
  事務局から資料に基づいて報告。9月1日現在の会員数は484機関・人と、 前回報告時より8増であり、会費納入状況では96機関・人が未納で、今後納入の督促を行う旨報告。

(3)委員会報告
 総務委員会、大会企画委員会、編集・出版委員会、研修・研究委員会、専門職問題委員会、資料保存委員会から、 それぞれの活動状況を報告。
 なお、専門職問題委員長から、内閣府に設置された「歴史資料として重要な公文書等の適切な保存・利用のための研究会」 の高山正也座長に対し、専門職問題委員会が要望書「アーキビスト養成制度の検討について」を7月9日付けで 提出したとの報告があった。

(4)地域担当理事報告
 関東部会、近畿部会から、それぞれの活動状況を報告。

(5)「市町村合併時における公文書の保存を求める声明」について
 会長及び事務局から、同声明文の発送までの経過が報告された。
 この点に関し、文言修正等の事務処理が遅れ、 発送時期がずれ込んだことについて指摘があり、今後は適切かつ迅速に対応していくよう要請があった。

3 協議事項
(1)第29回全国大会(宮城大会)について
  大会企画委員長が資料に基づいて日程の概略、研究会、分科会などを説明し、承認された。

(2)平成15年度総会について
  会長事務局が資料に基づいて総会の流れ、議事について説明。基本線が承認され、 細部は事務局で詰めることになった。

(3)平成15年度予算(案)の変更について
  会長事務局から、「市町村合併時における公文書の保存を求める声明」の発送等にかかる経費については、 第1回役員会で承認された予算(案)において所管の大会企画委員会担当分に計上されていなかったため、 予備費の一部を充てて執行したことが報告され、本年度の予算(案)を変更し、執行済み金額を会長事務局費に 繰り入れ計上することが提案され、承認された。

(4)会員の入会資格審査について
  会長事務局から、会員の入会審査を事務局が実施していることに関して、これは神奈川県立公文書館が 会長就任以来行われており、それ以前には会長のもとにあった運営委員会が担当していたこと、 正会員と準会員の取扱が必ずしも統一的に実施されていないこと、また、事務局の職務として会則には 入退会事務処理、会費徴収は明記されているが入会資格審査は記載されていないので、今後、総務委員会で、 入会資格の審査のための機関、判断基準の明確化を検討されたいとの提案があった。
 これについて、審査機関をつくる必要はなく、判断基準も過去の事例を参考にしながら行うことで 十分であるとの意見が多かった。
 今後の入会資格に関する考え方として、広く受け入れる方向で取り扱うべきこと、 これまで準会員とされてきた社史編纂などの職員の仕事の性質は他の正会員と同じであることから、 公的機関か民間企業かにかかわりなく、機関会員・正会員として入会できることとされた。

(5)第16期役員の選出時期について
  会長から、役員は各期1年目の秋に開催される総会で正式承認されるまで、新体制スタート後、 半年が経過する現状があるが、この事態の改善のため、新役員は就任する前年の総会で承認を受けるよう、 選出・承認時期を早めてはどうかとの提案が出された。方向性について承認され、 会長事務局が骨子を作成し、第3回役員会に諮ることとされた。

(6)「歴史資料として重要な公文書の適切な保存・利用のための研究会」への要望について
<経過報告>
 会長から、本年4月に設置されたこの研究会に対する要望書提出に関する経過報告があった。
@ 7月4日に専門職問題委員会委員長から、同委員会が作成した「アーキビスト養成制度の検討について(要望)」 を会長名の要望書として、研究会が「中間取りまとめ」を行う7月14日前に研究会へ要請したいとの提案があった。 A 同日付で会長から副会長及び各委員会
委員長の意見を求めたところ、重要な事項であるのでこの件に関連する他の検討課題も含め役員会で 審議すべき事項であるとの意見が多かったので、会長としては会長名で要請等を行うことについては 第2回役員会で検討することとした。
B 専門職問題委員会からは、要望書は7月9日に同委員会委員長名で研究会座長に手渡したとの 報告があった。
C 各役員へは、8月4日付で第2回役員会において研究会に対して何らかの要望等を行うことがあれば あらかじめ事務局へ提案されたいとの連絡をした。
D その結果、専門職問題委員会からは、緊急性を要するとの判断から、委員長名 での要望書を研究会に提出しており、改めて役員会へ提案する事項はないとの回 答があった。資料保存委員会からは、研究会の「中間取りまとめ」に対して資料 保存委員会が作成した「コメント」を会長名で提出することを役員会に提案した い、との回答があった。
<審議>
 この経過報告につづいて、審議が行われた。
@ 経過報告に関して、会長事務局の事務処理、とくにE-mail使用の意見の求め方 や各役員への経過等説明が十分でなかったという指摘がなされた。また、専門職 問題委員会が委員長名で要望書を提出したことについて、役員会の協議を経ずに 実施したことは手続き上拙速であったとする意見、これまでの専門職問題委員会 の取り組みや緊急性からみて追認すべきとの意見が出された。
A 全史料協として研究会に要望すべきかどうかについて審議され、7月4日に専 門職問題委員会委員長から提案された会長名の要望はださないこととされた。し かし、会としてまとまった要望ができるよう努力すべきであるとの意見がだされ た。その方法としては、資料保存委員会が「中間取りまとめ」に対して作成した 「コメント」をたたき台とする方法、検討チームを作る方法、会長事務局で取り まとめる方法、などの案が出された。
B 論議の結果、会長事務局の事務処理能力の問題や役員会の合意形成手続きに必 要な時間が想定されること、他方では研究会が今年の秋に終了する予定であると いうこともあり、要望書作成に合意するには至らなかった。なお、資料保存委員 会が作成した研究会への「コメント」については、資料保存委員会が役員等の意 見をもらった上で修正し提出することは承認された。

(7)その他
  平成17年度大会開催地については、総務委員会と会長事務局とで連携をはかりなが ら、第3回役員会に向けて選定の作業を進めていくこととされた。



臨時役員会
□日 時 平成15年11月20日(木)9:00〜9:30
□場 所 仙台国際センター
□出席者 22名(代理2名を含む。)

 11月19日の総会で、会員から、「歴史資料として重要な公文書等の適切な保存・利 用のための研究会」に対し、全史料協として早急に要望すべきであるとの強い要請が あった。会長はそれに対し、前向きに検討して取り組むと最終的に答弁したことを受 けて、今後の扱いを協議するため臨時役員会が開催された。
 会長から、検討チームを設置し素案を作成すること、チームの人選等は会長事務局 に一任されたいことの提案があり、承認された。素案が出来次第、各役員に周知し、 できるだけ早い時期に要望書を提出できるよう、会長事務局が調整することになった。



平成15年度第3回役員会
□日 時 平成16年2月13日(金)13:30〜17:30
□場 所 京都府立総合資料館
□出席者 22名(代理3名を含む。)

1 報告事項
(1) 平成15年度第2回役員会会議報告
  会長事務局から、資料に基づいて報告された。
 なお、「歴史資料として重要な公文書の適切な保存・利用のための研究会」 への要望についての経過報告で、専門職問題委員会が委員長名で要望書を提出 したことを役員会で事後了承した点に関して、明記するよう指摘があり、確認された。

(2) 平成15年度総会報告
  会長事務局から、資料に基づいて報告された。

(3) 平成15年度臨時役員会会議報告
  会長事務局から、資料に基づいて報告された。

(4) 会員の現況及び平成15年度会費納入状況報告
  会長事務局から資料に基づいて、平成16年2月1日現在で、個人会員7名、準会員2名 の加入と、準会員1名の退会があり、会員数は492であり、会費の納入状況は94%である と、報告された。

(5) 委員会報告
  総務委員会、大会企画委員会、編集・出版委員会、研修・研究委員会、専門職問題委員 会、資料保存委員会から、それぞれの活動状況が報告された。
 なお、第2回の役員会で承認された、「歴史資料として重要な公文書の適切な保存・利 用のための研究会」の「中間取りまとめ」に対する、資料保存委員会作成の「コメント」 を原案とする要望書等の研究会への提出に関する経過について、次回役員会に同委員会か ら報告することとなった。

(6) 地域担当理事報告
  関東部会及び近畿部会から、それぞれの活動状況が報告された。

(7)「21世紀日本のアーカイブズに関する要望について」について
    会長事務局から資料に基づいて、経緯、要望書の提出について報告された。

2 協議
(1) 総会議事録の公開について
    会長事務局から資料に基づいて、経緯、総務委員会、大会企画委員会及び編集・出版委 員会の検討結果について報告された。ついで、今回の役員会での意見交換を踏まえ、どうい う方向で扱うかを総務委員会で今後検討するという提案がなされ、意見交換の後に了承さ れた。

(2) 総会資料の事前配布について
  会長事務局から資料に基づいて、経緯、総務委員会及び大会企画委員会の検討結果につ いて報告された。ついで、総会資料の事前配布は、全史料協委員会設置要綱別表中の大会 企画委員会所掌事務「総会の企画、運営に関すること」に該当するので、同委員会で最終 的な方向性の検討を行う、との提案がなされた。
 意見交換では、総会に関する会長事務局と大会企画委員会の所掌事務の範囲をめぐって なされ、その結果、総会の開催や内容・進行は慣例どおり会長事務局とし、資料の事前配 布については、総会会場設営と同様な業務である点からして、大会企画委員会で検討する こととなった。
 なお、会長事務局の所掌事務に関する規定が明示されていないので、今後総務委員会で 検討することとなった。

(3) 総会の開催時期について
  会長事務局から資料に基づいて、経緯、総務委員会の検討結果について報告された。開 催時期については、開催地選定のあり方にも密接に関係しており、総務委員会で検討して いる経緯を踏まえ、総務委員会で今後検討し、大会企画委員会の所掌事務にも関連するので、 大会企画委員会の協力のもとに、最終的方向を検討する、と提案され、意見交換の後に了 承された。

(4) 文書館国際会議への代表者派遣について
  総務委員会委員長から資料に基づいて、2004年から2008年に係る国際文書館評議会 専門家団体部会運営協議会運営委員の派遣について提案され、了承された。ついで、派遣 者に会員の小川千代子氏が提案されて、了承された。

(5) 会報及び会誌等刊行物の在庫等に関する取扱い方針について
  編集・出版委員会委員長から資料に基づいて、「会報及び会誌等刊行物の在庫等に関す る取扱い方針」が提案され、意見交換の後に承認された。

(6) 平成17年度大会開催地について
  会長から、平成17年度開催地に福井県が提案され、承認された。

(7) 第16期役員等の選出について
  会長事務局から資料に基づいて、会長選出に関する申し合わせ事項等の経緯の説明と共 に、第16期役員等の選出方法について提案された。意見交換の後、平成16年第1回役員会 で会長・副会長を選出し、第2回の役員会で理事等を選出することとし、総会での全役員 の承認時期については、次回役員会で協議することで了承された。

3 その他
  会長事務局から資料に基づいて、平成15年度決算報告及び平成16年度予算編成の資 料の提出について説明があった。


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